(P.S. 2022.9.25)
爽やかや玉鷲関の勝ち笑顔
秋場所の優勝候補平幕に
秋場所や金星取りし息遣ひ
掲句は、北勝富士(前頭八枚目)に勝って優勝争い単独トップになった玉鷲(前頭三枚目)の笑顔や高安が横綱照ノ富士を破り金星を46場所ぶりに取ったことを詠んだブログ日記用の拙句です。
今年の九州場所は、横綱照ノ富士が膝の故障で5勝5敗で休場となり、カド番の大関御嶽海が負け越し、白星スタートをした大関正代が連敗で負け越しが決定するなど、上位陣の不調ぶりが目立ちました。
拙句は、「秋場所」を「初場所」や「春場所」などに変えても差し支えの無い「季語が動く」ダメ句と言われるでしょうが、季語を変えて推敲したり、日記代わりにするのも俳句の楽しみ方でしょう。
「大相撲の俳句(初・春・夏・秋)」をご覧下さい。
(P.S. 2020.9.30)
写真は、カラー図説日本大歳時記とNHK NEWS WEBの一部分です。
タイトル句は正代関初優勝の「喜びとお祝い」の贈答句です。
白鵬・鶴竜の両横綱がケガで休場し、朝乃山・貴景勝両大関もケガのせいかやや不調なためにコロナ禍の大相撲が低調になる中、正代は力強い相撲で両大関を破り、優勝しました。
「至誠一貫」は関脇正代が大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。
新型コロナウイルスの感染症の世界的拡大(死者100万人超)が人々の命や社会活動に大きな打撃を与え、暗いニュースが多い中で、正代関の三度目の正直ともいうべき初優勝・大関昇進は熊本の人々のみならず、多くの人々が勇気づけられる明るいニュースです。
正代新大関は口上通り相撲道に精進してくれるものと期待しています。
我田引水ですが、若い人々も「相撲の面白さ」や「俳句の面白さ」を知ってほしいとの思いでこの俳句ブログを書いています。
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