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2023年10月26日 (木)

中尊寺-金色堂 《秋の平泉》(写真と俳句)

   

五月雨の降残してや光堂

       (松尾芭蕉

   

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芭蕉の掲句について、ここをクリック(タップ)して、「奥の細道」(芭蕉db.)をご覧下さい。 

  

ここをクリック(タップ)して中尊寺HPの「金色堂について」を開くと、金色堂の歴史や撮影禁止の金色堂内部の写真などをご覧になれます

  

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日記代わりに詠んだ拙句(まんぽ俳句)を取りあえず掲載し、金色堂周辺の写真を最後に掲載しますので、写真をタップ拡大し、疑似吟行をして頂けると幸いです。

   

        

金色の旧りし御堂や秋の声

金箔の幾秋経しや秋の堂

神杉を仰ぐ秋気や平泉

見返れば弁慶堂の秋の声

神杉の秋の木漏れ日月見坂

  

「金色」は「こんじき」、「神杉」は「しんさん」と読んで下さい。

ここをクリック(タップ)して、「世界遺産平泉」をご覧下さい

  

泰衡を偲ぶ敗荷中尊寺

破蓮や一瞥されて無視されて

「敗荷」は「やれはす」と読み、「破蓮」と同義の秋の季語です。

ツアーの一行にはうらぶれた小さな蓮池は興味が無さそうでした。

  

一行の去りし神苑秋澄みぬ

             (薫風士)

   

ここをクリック(タップ)して、中尊寺HPの「中尊寺の歴史」をご覧になると、観光客に見落とされそうな小さな蓮池の中尊寺ハスに藤原氏の歴史が残されていることが分かるでしょう。

最後の写真は宿泊した「ホテル オニコウベ」の窓の朝霧の眺めです。

   

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コメント

沢山の所での綺麗な写真を鑑賞して楽しませてて戴いて
おります。
最上川は矢張り、水量も多く、波の高い所もあるのですね。
芭蕉が舟に乗り込むのを躊躇したとか、しなかった?とか。
この度のご旅行は皆さんが俳句を嗜まれる方々かと思って
おりましたが、そうではないのですね。
これから掲載される薫風士様の陸奥の旅の名句を楽しみに
しております。道中、新幹線の中で詠まれたとのーー
富士川や富士雲隠れ草紅葉や、拝読致しました秋の建仁寺の
双龍のお茶目な目玉秋の堂 には、思わず顔が緩みました。
種々、楽しませて戴き、有難うございました。

古達磨さん

俳句HAIKUをご覧頂きありがとうございます。
俳句に関心があってツアーに参加された方は、20名の中で薫風士ぐらいで、大部分の方は写真や御朱印に関心があり、「未だ訪ねていない所だから」と、ツアーに参加されたようでした。
ツアーでは時間に制約があるので、個人的にまた機会を捉えて芭蕉の足跡を訪ねたいと思っています。
     
              (薫風士)

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