二百十日・厄日・二百二十日

    

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(写真)

日本伝統俳句協会9月のカレンダー(一部分)

  

陰暦の9月の呼称は「長月」です。

  

写真をタップ拡大して、掲載句をご覧下さい。

  

2023年は9月1日の「二百十日」・「厄日」には大災害が起こりませんでしたが、9月9日には台風13号の影響で福島や茨木、千葉など各地で局地的豪雨の災害が起きています。

  

9月9日は「重陽」ですが、陰暦の重陽が新暦に当てはめられていて、到底お祝い気分にはなれません。

      

重陽や局地豪雨に苛まれ

      (薫風士)

   

「苛まれ」は「さいなまれ」と読んで下さい。

ここをクリック(タップ)して、「言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。高野ムツオ氏の俳句などが慰みになれば幸いです。

   

歳時記(俳誌のサロン)から、「二百十日」・「厄日」・「二百二十日」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

  

二百十日

真夜覚めて二百十日の雨を聞く

       (稲畑汀子)

 

田のうねり見守る二百十日かな

       (水谷靖)

  

厄日1

天気図に渦巻き増ゆる厄日前

         (横山茂子)

  

厄日2

忌心に句心重ね厄日かな

       (稲畑廣太郎)

  

厄日3

たこ足のコードにけつまづく厄日

       (根橋宏次)

   

二百二十日

おだやかな二百二十日の川流れ

       (鈴木とおる)

   

今年は1923年(大正12年)に発生した関東大震災から100年の節目に当たります。

ここをクリック(タップ)して、内閣府「防災情報のページ」をご覧下さい

   

9月8日の「白露」が過ぎると、さすがに朝夕は凌ぎよくなりましたが、地球温暖化の影響でしょうか、台風の発生時期や進路、線状降水帯の発生、局地的豪雨など異常気象が常態化しています。

  

人悼む筆を起こせし白露かな

       (山田弘子)

    

季語《東北忌・3.11》に思うこと」をご覧ください

    

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