俳句 (Haiku) Feed

2014年6月15日 (日)

宗教と科学の対立と融合

    

(2025.4.19 更新)

恒久的世界平和を確立する為に、宗教心の在り方について是非とも皆さんに考えて頂きたいと思っています。

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What's up? Today 《俳句 365 haiku

   

21世紀の俳句と世界平和

 

終戦記念日・墓参・盆」の俳句

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

  

言葉の力・俳句の力《癒し

  

俳句《涼し》死の話

     

P.S. 2022.3.15

ウクライナ紛争について、プーチン大統領や世界の指導者が賢明な決断をしてくれることを切望して、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、書いた記事を読んで頂きたく、この P.S.を追加しました。

 

青色文字をクリック(タップ)して、「血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい。

    

(2014.6.15)

科学と宗教の関係について何となく興味を持ち、インターネットで検索して見ると、デニス R. アレクサンダーが「Faraday Paper 3 科学と宗教の関係---4つのモデル」(髙木悠鼓訳)で「衝突モデル」「相互不可侵モデル」「融合モデル」「補完モデル」の4つの考え方について比較し、科学的知識と宗教的知識の関係を示すのに最も実り多いのは「補完性」のモデルであると結論している。

しかし、いずれの考え方も科学と宗教の関係を説明しきれていないのは、宗教というものを伝統的な既存の宗教の範囲で論じているからだろう。

 

世界のどこかで宗教の違いに起因する争いが、科学的に進歩した強力な武器を用いて常に起こっているのは誠に嘆かわしいことである。

科学は進歩をしているのに宗教は進歩をしていない。

 

これは、科学においては理論を実験によって証明し、過去の論理が間違いであることを証明することができるが、宗教については哲学的・形而上学的に聖書や経典などの解釈を論ずることが出来るとしても、科学的に検証することが出来ず、信ずるか信じないかの水掛け論に終始するからでないか?

  

宗教をキリスト教やイスラム教、仏教、などの既存の伝統的なもので考えるのではなく、現代の宇宙時代にふさわしい新しい形で宗教をとらえると、科学と宗教を融合することが出来るのではないか?

 

新約聖書には「始めに言葉ありき」とあるが、この「言葉」とは何か?

 

自然現象があってそれを説明するために言葉が作られたのだから、一般的に用いている「言葉」を意味すると解釈するのは間違いだろう。

 

神の子イエス」というが、この「神」とは何か? 

 

「神」とは人知の及ばない存在、即ち、「宇宙の摂理」を意味しているのではないか?

 

アニミズム汎神論ではなく、宇宙の存在・システムそのものを神としてとらえ、科学はそれを物理的に解明することによって神の意思に沿った人類の幸福を追求するものであり、宗教はそれを形而上学的にとらえることによって人類の幸福を追求するものであると考えると良いのではないか?

 

既存の宗教の戒律にとらわれず、自然科学で実証されたものを宗教的な考え方に取り入れると同時に、科学の応用について、何が人類の真の幸福をもたらすかということを倫理的・宗教的に考えるようにすると良いのではないか?

 

浅学非才の凡人としては、進取の気性に富んだ偉大な宗教家、科学者、哲学者などが叡智を集め、既存の宗教を宇宙時代にふさわしい宗教に融合して真に人類の幸福をもたらすものにしてくれないかと祈るばかりである。

 

今日のNHK・BS放送のPBSニュースによるとローマ法王が中東を訪問したとのことである。キリスト教徒・イスラム教徒・ユダヤ教徒の融和の動きが進展すればよいが・・・・

 

「宇宙教」とか「宇宙神教」などの名称はあるのかなと思ってインターネットで検索すると、既にこのような名称の新興宗教らしきものがあるのを知って驚いた。

 

このような新興宗教の実態は知らないが、真に人々に幸せをもたらすものであれば良いのだが・・・・。

  

5月28日のNHKニュース「おはよう日本」を見ていると、久里洋二さん(アニメ作家)の「われわれは宇宙人だ」の制作について放映されていた。

 

現代の科学で解明された宇宙における地球・人間としての立場から世界の宗教指導者が昔の預言者の教えを見直す叡智を発揮して呉れることを切望している。

    

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2014年6月 2日 (月)

オープンガーデンコンサート

  

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2014年5月25日に高木庭の見事なバラが咲き誇る薫風の庭でオープンガ-デンコンサ-トが開催されて、午前の部ではマリンバ(高木理子さん)とピアノ(藤本幸さん)の演奏を聴き、午後の部では太田千佳子さんのピアノ伴奏と上野山みどりさんのヴォーカルでシャンソンやポップスを聞いた。

好天に恵まれて庭一杯にバラと観客が溢れ、和やかな一時をエンジョイした。

 

高木理子さんのマリンバ演奏はここ(MAV_0114.3G2をダウンロードMAV_0116.3G2をダウンロード )をクリックしてご覧下さい。

 

マリンバの音色豊かやバラの庭

薔薇爛漫マリンバ響く高木庭

シャンソンの調べ誘ふバラの庭

  

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このミニコンサートは三田グリーンネットのオープンガーデンの時に開催されているが、今年は10回目になる。

    

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2014年5月 9日 (金)

チュヌの俳句・夏(Haiku of Chunu・Summer)

    

愛犬の大舌だらり夕薄暑

(aiken-no ōshita darari yu-hakusho)

  

long tongue of my beloved dog,

dangling in the heat

of early summer evening

 

薄暑急愛犬遂にダウンせり

(hakusho-kyū aiken tsuini daun-seri)

   

too soon! early hot weather,

my beloved dog collapsed

unbearable at last

  

黒南風の雨を厭はず犬散歩

(kurohae-no ame-o itowazu inu sanpo)

     

my dog eager to walk

in spite of rain 

before the rainy season

  

犬小屋の日除けのゴーヤ伸び早し

(inugoya-no hiyoke-no gōya nobi-hayashi)

   

bines of balsam pear

grow fast

for sunshade of our doghouse

    

節電の炎日続き犬喘ぐ

(setsuden-no ennichi tsuzuki inu aegu)

  

my dog pants

in a long spell of hot weather_

power-saving days

   

遠雷や眠りし犬は耳ピクリ

(enrai-ya nemurishi inu-wa mimi-pikuri)

   

a distant thunder,

our sleeping dog twitched

its ears

  

雷間近猛りし犬のけたたまし

(rai majika takerishi inu-no ketatamashi)

    

upon thunderbolt close at hand,

our dog became furious,

barking

   

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2014年4月16日 (水)

チュヌの俳句・HAIKU of Chunu(春・Spring)

  

ソチ・オリンピックも終わりましたね。

葛西さん達の長年の努力と活躍に感激して主人は「早春のメダルに笑顔ソチ五輪」という俳句を作りました。

また、真央ちゃんの才能や影の努力に感動して、「真央ちゃんの涙の後の笑顔かな」と川柳を作りました。

  

僕の散歩道も春めいてきました。今日は主人が詠んでくれた春の俳句を対訳で10句披露します。

 

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残雪を食みて飽かざるサモエド犬

 Insatiably devours

 bulks of remaining snow,

 a Samoyed dog.

             

          

春めくや犬と行く丘 町眼下

A walk with a dog on the hill

in the springlike weather,

overlooking the whole town.

                       

  

木の芽晴れ犬を侍らせ庭手入れ

On a leaf-budding clear day,

I tended my garden plants

with my dog lying beside me.

   

四温晴れ愛犬庭に大仰臥

       A warm clear day after a cold,

          my beloved dog lies supine in the garden,

              with legs wide spreading.

   

のどけしや犬の遠吠え鴉の音

     Serene weather!

         a dog howling in the distance,

              while a crow is cawing.

      

   

犬舐めし童の破顔春うらら

       Having been licked by a dog,

          a child grins with joy,

             a bright spring day.

 

初蝶来犬寝そべりて目で追ひぬ

       A butterfly coming first in the year

          was only chased with eyes

              by a sprawling dog.

    

愛犬の馴染みの土手や犬ふぐり

       Tiny flowers of weeds,

          looking like scrota of a dog,

              on the bank favored by my dog.

   

サモエドの尻振る闊歩麗らけし

       A Samoyed dog leisurely strides,

          buoyantly wagging his tail

              like the springtime.

   

長閑けしや仰臥の犬の恍惚と

       Balmy!

           A dog lies supine,

                enchanted with the weather.

 

 

チュヌの写真

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Sn3u0045俳句に興味ある方は投句して下さい。主人が気に入った俳句を掲載させて頂きます。(ご寄稿頂いた俳句が掲載されない場合もあります。予めご了承ください。)



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2014年3月 8日 (土)

俳句(Haiku)や特許明細書(Patent Specification)の翻訳について

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伝統俳句は旧仮名遣い・文語体の5・7・5の定型を用いて詩的表現をするので文字通りに簡潔に直訳すると何を言いたいのかわからなくなる。意味が分かるようにすると散文的になり、俳句の面白さが無くなる。この点、川柳は口語を用い定型に拘らないので、英語に翻訳しても比較的抵抗感が無い。

これに対し、特許明細書の記述は長文で語句のつながりが分かりにくい。日本語と英語では構文・語順に大きな違いがあるので、構文に配慮せず英訳すると実態と異なる意味になることがある。特許の発明者や特許弁理士など技術内容がわかっていると、先入観で走り読みして誤訳に気づかないことがある。第三者は特許明細書の記載だけで意味を理解するから、技術的専門用語のことはともかく、読めば分かる正確な翻訳をしなければならない。誤訳があると、折角の発明・特許を生かすことが出来なくなる。「特許を生かすも殺すも翻訳次第」と常に自戒しながら翻訳をしている。

 自作の俳句・川柳や特許明細書の翻訳について、それぞれ試訳の1例を挙げる。

          

                        

(俳句の試訳) 

・野分去り俄か樵となりにけり

      Typhoon has gone,

            I have become

                  an ad hoc woodcutter.

                    

                   

(川柳の試訳) 

・我が鼾とがめて妻は高いびき

            Upon accusing me of snoring,

                  my wife also

                         began a loud snore.

                  

                      

 (特許明細書の試訳)

「本発明の光通信器は、誘電体回路基板に光送信機能部、光受信機能部又は光送受信機能部を搭載し、全体を筐体(光通信器の一番外の面を構成する部材をいう)で包囲してなり、前記誘電体回路基板の少なくとも一枚は、片側面に金属部が形成された誘電体回路基板であり、前記誘電体回路基板の片側面に形成された金属部が、筐体の最外面の一部又は全部を構成しているものである。」

       

(試訳例)

An optical communications module according to this invention comprises: one or more dielectric substrates on which an optical transmitter section, an optical receiver section, or an optical transceiver section is provided; and a chassis encasing all of the dielectric substrates (the chassis refers to the outermost member of framework of the optical communications module), wherein at least one dielectric substrate has a metal part formed on one side thereof, the metal part constituting at least the whole or a part of an outermost surface of the chassis.

 

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2014年3月 5日 (水)

チュヌの便り (Message from Chunu)

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僕のブログを見てくれて有難う。

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僕の主人(お父さん)は勤務していた会社の特許明細書などの翻訳の仕事をしていましたが、新たにホームページを作成しました。

AIQ翻訳事務所(AIQ Translation Office) です。

HPを作成するためにパソコンに夢中で、夕食の時間になって僕が吠えても、「待て!」と言って中々食事の用意をしてくれませんでした。

僕が食いしん坊で食事の30分以上も前から催促したので待たされても仕方がなかったがね。

主人が一生懸命に仕事しているのが分かると、僕は大人しく我慢していることもあるよ。お利巧でしょう。

また主人のスポークスマンなって便りをしますから、読んで下さいね。

  

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