« 俳句寸評《鯛焼》(改訂版) | メイン | 「季語」と「お題」を考える »

2022年11月 7日 (月)

俳句《暮早し・短日・日短・日の短か》

   
22117

11月7日は立冬です。

  

   

朝からビデオに録画した「NHK俳句」(Eテレ)を見て「俳句HAIKU」の記事「俳句寸評《鯛焼》」を書いたり、健康管理の散歩や昼寝、庭弄りをしたり、気ままにしていると、すぐ日暮になりました。

夕食後は、ブロムシュテット指揮によるNHK交響楽団演奏の「交響曲第9番二長調」(マーラー作曲)をBS放送で聴きながら、この記事を書きました。

   

短日の健康管理まん歩して

楽しみつ忍耐努力暮早し  

ブログ書き恙無き日や暮早し 

暮早し皆既月食楽しまん

短日や目先ばかり捉はれず

温暖化如何に防ぐや日の短か

トランプ煽動悲し日短か

今日もまた訃報を受けて暮早し

   

掲句は、平穏な日常を願って詠んだ拙句です。

増殖する歳時記」でお馴染みの清水哲男氏が84歳で亡くなられたことを最近知りました

 謹んでご冥福をお祈り致します。

   

キムタクの扮す信長日の短か   

 NHK NEWS WEBによると、「ぎふ信長まつり 武者行列に46万人」の人出があったとの事です。

東京新聞毎日新聞などの記事によると、木村拓哉さん出演の「信長まつり」の行列の沿道には、抽選で当選した15000人の観覧客が詰めかけたとのことです。信長祭りの見物の抽選には、市の人口(約40万人)の2倍を超える約96万人が応募して倍率が64倍に達したとのこと、「キムタクフィーバー」は凄いですね。

朝日新聞の記事に、「俺はキムタクになれないが ・・・」という興味深い記事がありました。「世界に一つだけの花」に通ずる言葉です。

(青色の文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。)

   

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに例句を抜粋・転載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

 

暮早し

下校の子すぐさま塾へ暮早し 

        (赤松丹山)

  

十字架のささる湖暮早し 

        (吉村玲子)

  

短日1

短日や歳時記見てゐて終りたり 

        熊谷みどり)

  

短日2

短日のデパ地下で買ふ一人鍋 

       (山口マサエ)

  

日短1

忘れ物取りに戻りぬ日短 

        (稲畑汀子)

   

日短2

説明長きビールの試飲日短 

       (布施由岐子)

   

日の短か

隣家よりスープの匂ひ日の短か 

        (鹿間樟)

  

いま置きしものを探して日の短 

       (田中藤穂)

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

コメント

2024.10.10 更新

「猿回し」《季語とは何か》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/12/post-63ec.html

をご覧下さい。 (薫風士)

「新年・正月」の俳句特集
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/12/post-8611.html
をご覧下さい。 (薫風士)

俳句の鑑賞:「柿」(追補版)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2018/10/post-5210.html

をご覧下さい。 (薫風士)

コメントを投稿