芭蕉300句の英訳チャレンジ:「春風」 (11/300)
・春かぜやきせるくはえて船頭殿
(harukazeya kiserukuwaete sendo-dono)
(A)
spring breeze_
with a pipe in his mouth
Mr. boatman
(B)
with a pipe in his mouth
Mr. boatman_
spring breeze
(C)
a pipe in his mouth,
mister boatman is smoking;
a breeze in springtime
(C)はホワイト氏の英訳ですが、5-7-5の音節にするために動詞が使われ、句意はわかりやすいですが、簡潔さという俳句の特徴・良さは損なわれています。
(A)と(B) はL.P. Loveeの英訳ですが、音節に捉われず俳句の簡潔さを優先した翻訳です。
俳句は好き好き、翻訳も好き好きです。(B)が良いと思いますが、貴方はどの英訳が良いと思われますか?
余談ですが、「春風」といえば高浜虚子の「春風や闘志抱きて丘に佇つ」という俳句を思い出します。同じ思いで俳句の翻訳をしています。
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