Haiku of Bashō (芭蕉の俳句 113/300)《風の薫》
・さざ波や風の薫りの相拍子
(sazanami-ya kaze-no-kaori-no aibyōshi)
rippling waves_
in tune with
the fragrance of wind
ここをクリック(タップ)すると、「芭蕉db.」の解説をご覧になれます。
・さざ波や風の薫りの相拍子
(sazanami-ya kaze-no-kaori-no aibyōshi)
rippling waves_
in tune with
the fragrance of wind
ここをクリック(タップ)すると、「芭蕉db.」の解説をご覧になれます。
(furazu-tomo take-uuru-hi-ya mino-to-kasa)
without rain-fall,
in straw conical-hat and rain-coat_
a bamboo planting day
ここをタップすると、「芭蕉db.」の句碑と解説をご覧になれます。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
掲句とタイトルの俳句は、先月末に姉を見舞った際に姉が読んでいた本を借りて読み、感動して口にした拙句です。
(青色文字をタップし、解説やリンク記事などをご覧下さい。)
俳優の塩見三省氏が俳優としての活躍の佳境の最中に脳出血で倒れ、死線を乗り越え、半身不随の体で俳優として命を全うしようとしている思いに共感し、かって病院の廊下や残花の道を術後のリハビリにひたすら歩いた事を思い出し、つい涙ぐみました。
その本の表紙には、タイトルとして、「歌うように伝えたい」とあり、サブタイトルとして、「人生を中断した私の再生と希望」とあります。
ありのまま生き様晒し(さらし)春来る
(薫風士)
定年直後に胃癌の全摘手術をした薫風士(元サラリーマン)は三省さんと同じような思いをして、大げさに言えば、「死線を乗り越えて、余生を『俳句の道』で全うしよう!」との思いで、「まんぽ俳句」を口遊み、ブログ「俳句HAIKU 俳句を通じて世界平和を! World peace through haiku!」を書いています。
(2022.2.9の記事)
コロナ禍の立春に「北京2022」が始まり、日本選手の活躍が期待されます。形は違っても、同じような思いを抱いて全力を尽くしている選手は少なくないでしょう。
心意気雪の北京の空に舞ふ
スノ―ボード選手の活躍を詠みました。
氷上の潔き舞艶やかに
羽生弓弦の挑戦、鍵山優真、宇野昌磨などの潔い華麗な演技を称え口遊みました。
「東京2020」の日本選手の活躍を俳句や川柳に口遊み、「俳句HAIKU」に様々の記事を書き、「夏の俳句特集(薫風士のブログ)」として纏めました。
薫風士のブログは、塩見三省氏の本に及ばずとも、コロナ禍の苦難を乗り越える読者の慰めと希望の一助になれば幸いです。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
青色の文字(タイトル)をタップ(クリック)して、俳句と写真をご覧下さい。
写真はタップ・拡大してご覧になれます。
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(2023.7.17 更新)
海の日の底割れしたる台詞かな
(薫風士)
俳句は、俳誌や新聞などに投句して特選を目指す楽しみ方もありますが、私的なことを一人で口遊み、心の癒しにするのも俳句の楽しみ方の一つだと思います。ここをタップして、「言葉の力▪︎俳句の力《癒し》」をご覧下さい。
(写真)
日本伝統俳句協会5月のカレンダーの一部分。
写真をタップ(クリック)・拡大して掲載の例句をご覧下さい。
立夏は5月5日頃で、立秋は8月7日頃です。
タイトル(青色文字)をクリック(タップ)して記事をご覧下さい。
俳句雑感(5):「西瓜」(秋の季語)と「西瓜割」(夏の季語)
・清貧の自粛の日々や百日紅
・ほろほろと山吹ちるか瀧の音(松尾芭蕉)
・神にませばまこと美はし那智の滝(高浜虚子)
(写真)
日本伝統俳句協会5月のカレンダーの後半部分。
写真をタップ(クリック)・拡大して掲載の例句をご覧下さい。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
・風流の初めやおくの田植うた
(fūryū-no hajime-ya oku-no taue-uta)
hearing rice-planting songs_
first elegance on my journey,
deep in the north-eastern district
句意を明瞭にするために「hearing」を補足して上記のように翻訳し、そのままHIA 国際俳句交流協会の「英語で分かる芭蕉の俳句」にも投稿しましたが、次のように簡潔に翻訳する方がすっきりして良いと思います。
first elegance on my journey
deep in the north-eastern district_
rice-planting songs
この俳句の解釈の参考に、「福島民友新聞」の解説記事の一部を次のとおり抜粋させて頂きます。
「白河の関を越えて奥州路に入ると、折しも田植え時、人々の歌う田植え歌はひなびた情緒が深く、これこそみちのくで味わう風流の第一歩です」の意
(今栄蔵「芭蕉句集」)。
福島民友新聞解説記事の詳細は
https://www.minyu-net.com/serial/hosomichi/FM20190701-392220.php
をタップしてご覧下さい。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
Click here to see all contents of HAIKU in English.
(P.S. 2022.4.5 改定)
ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。
青色文字をクリック(タップ)して、
や
をご覧下さい。
(2022.2.5)
立春の翌朝、シャッターを開けると、東の空に日の出の雲が面白い形をして、恐竜が顔を突き合わせているように見えました。
春の朝恐竜の如雲対峙
今朝の雲何の兆しか春浅し
たをやかな縁の輝き春の雲
春立ちて翌日の雲と対話して
(薫風士)
冒頭の写真の雲の形は対峙する恐竜のように見えますが、嚙み合って喧嘩をしようとしているのか、口付け(キス)をして仲良くしようとしているのか、見る人次第で真逆の見方ができると思います。
「何を暢気に馬鹿なことを言ってるんだ。目障りな電柱や鉄塔ばかりじゃないか!」と無関心な方、「電柱ばかりの風景で観光立国がちゃんちゃらおかしい!」と嘲笑する方、「観光立国を言うなら、電柱や電線を無くして街の美観を促進せよ!」と腹立たしく思う方、「電線の地中化の資金源や労働力などはどうするのか?」と愚直に考え込む方、「地下ケーブル化は老朽化した道路・橋梁・水道などの改修・都市再開発に合わせて推進すると良い」と前向きに考える方、様々でしょうが、「何か思っていても、何も言わない方」が殆どではないでしょうか?
(青色文字をタップすると、関連のリンク記事をご覧になれます。)
残念ながら、コロナ禍・人権問題・冷戦問題、etc. 世界情勢は覇権争いで多難ですから、「スポーツの祭典」も無邪気に「お祭り気分」にはなれません。
芸術でも政治問題でも、何事も好き好きです。捉え方は、人それぞれでしょう。
「人の顔の違い」以上に「人の考え方の違い」がある筈だから、「お互いに理解し合う」ことに心掛けなければならないと思いながら、かって「福井県立 恐竜博物館」の勝山の恐竜や「兵庫県立 人と自然の博物館」(ひとはく)の丹波竜を幼孫と見物したことを思い出し、子供たちの将来に思いを馳せて、この記事を書いていたところ、
現代音楽の作曲家・ロクリアン正岡氏から、Yutube の新曲の連絡が来ていました。
ロクリアン正岡/絵と音楽「みんなの娘が好い子に育ちますように!」
青色文字(曲名)をクリック(タップ)してお聴き下さい。
ロクリアン・正岡氏は、薫風士のブログ「俳句HAIKU」の記事:
「宗教と科学の融合」
「ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)」等と同じ思いで、「みんなの娘が好い子に育ちますように!」を作曲されたかも知れないと、我田引水の解釈をしています。
徒然に、「俳句HAIKU」の「春の俳句特集」や「エッセイ」を多くの方々にご愛読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
丹波市吟行の記事を纏めました。
ここをクリック(タップ)して、「四季の吟行《丹波市》」をご覧下さい。
(P.S. 2022.9.23)
9月22日のプレバト・俳句を見ると、「プレバト俳句 47都道府県 ふるさと王争奪戦」とかいう新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。
「俳句HAIKU」の写真俳句は、「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句と趣旨が異なります。
誤解されないように念のために急遽このP.S.を追加しました。
(2021年4月吟行)
2021年4月にコロナを避けて、丹波路の達身寺や「清住かたくりの里」「かいばらの雛めぐり」などを訪ねて俳句仲間と吟行し、江戸時代創業の由緒ある三友楼で昼餉と句会をエンジョイしました。
拙句の青色文字をタップすると、「歳時記」や「575筆まか勢」などの例句をご覧になれます。
花の舞ふ茅葺御堂達身寺
片栗の花や瀬音に咲き揃ひ
片栗や瀬音の法(のり)の満面に
(「片栗」は「片栗の花」の省略ですが、まだ認知されていないようです。)
雛の列鼠も牛も同じ丈
嫁入りの雛の行列鼠かな
見ほれたる己の干支の牛の雛
門入れば一人静てふ花楚々と
満ち足りし春の昼餉や句座の膳
聞きほれる女将の秘話や春の昼
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
(2022年12月に、「国際俳句交流協会」の名称は「国際俳句協会」に変更されました。)
芭蕉の辞世句「枯野」のドナルド・キーン訳が「芭蕉終焉の地 <御堂筋>」にありました。
旅に病で夢は枯野をかけ廻る
Stricken on a journey,
My dreams go wandering round
Withered fields.
キーンさんの英訳はさすが巧ですが、「旅に病んで」と「上五」を「字余り」で表現した芭蕉の思いを反映するには、「stricken」を「ill in bed」に修正し、次のように英訳すると良いと思います。
この推敲案についてキーンさんのご意見を伺いたいところですが、もはや叶いません。
ill in bed on a journey,
my dreams wander around
withered fields
HIA 国際俳句交流協会のHPに掲載中の「英語で分かる芭蕉の俳句」で紹介した John White 氏は、「5-7-5音」を踏まえて次のように英訳し、5・7・5 シラブルの英訳に成功しています。
ill on a journey,
my dreams are wandering round
on a withered moor
(青色文字をタップすると、リンクした参考記事をご覧になれます。)
薫風士も及ばずながら、新型コロナ・オミクロン株感染急拡大の中、「芭蕉と同じ思い」で、俳句の国際化の草の根運動をライフワークとして、ささやかな俳句ブログ「俳句HAIKU」を書いているつもりです。
英語俳句はまだ確立した形式がなく、作者や翻訳者がそれぞれ自由に3行で表現していますが、俳句は散文ではないので、文頭や行頭を大文字にせず、固有名詞以外は小文字で表現するのが分かりやすくて良いと思っています。
歳時記「枯野」の例句はここをクリック(タップ)して、ご覧になれますが、
芭蕉の俳句など、俳句の英訳に興味のある方は、ここをクリック(タップ)して、「俳句・文芸翻訳」をご覧下さい。
写真はタップ・拡大してご覧になれます。
(須磨浦公園の芭蕉句碑)
(写真)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。
11月22日は「いい夫婦の日」です。
AIに勝る俳句や大根汁
(薫風士)
「大根汁」は「だいこじる」と読みます。
俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があります。
AI (エイアイ) には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。
俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。
夫婦健在で俳句を楽しめると最高ですが、夫が亡くなってから俳句を楽しんでおられる方も結構多いようです。
俳句では「夫」を「つま」と読んでリズムを整えることがあります。
先日、多趣味の句友が菜園で本格的に自作した野菜を届けて呉れ、軟らかくよく煮た大根を胃の無い身体ながら美味しく戴き、駄句を口遊みました。
葉をも煮る句友の呉れし長大根
大根煮る妻に己は皿洗ひ
ありがたや胃の無き身にも煮大根
風呂吹を婦唱夫随で作りけり
風呂吹に手酌の夕餉留守を守り
風呂吹に手酌進むや駄句捻る
深まりし夫婦の絆大根食む
「風呂吹き」は大根や蕪などを大きく切って茹でたり煮たり蒸したものに練り味噌をかけて食べる日本料理で、冬の季語です。
俳句のリズムを整えるために、「大根」は「だいこん」と「だいこ」、「蕪」は「かぶら」と「かぶ」、いずれかに読み変えて下さい。
大根の俳句といえば、高浜虚子の俳句「流れゆく大根の葉の早さかな」のことを思いますが、歳時記(俳誌のサロン))の例句から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は季語(青色文字)をタップしてご覧下さい。
(大根1)
大根引一本づゝに雲を見る
(一茶)
(大根2)
大根を水くしやくしやにして洗ふ
(高浜虚子)
(大根3)
祓はれて田辺大根完売す
(林和子)
(大根4)
どかと着く京大根の重さかな
(坊城中子)
(大根5)
老う程に手抜き料理の大根煮る
(先山実子)
(大根6)
秋刀魚焼く妻に大根おろすわれ
(塩田博久)
(大根7)
ばあちゃんと呼ばるるに慣れ大根煮る
(押田裕見子)
(大根8)
父の忌に蒔き母の忌に引く大根
(原友子)
(蕪1)
蕪汁好む齢となりにけり
(池田加代子)
(蕪2)
長湯して湯の花の香や蕪汁
(稲葉ちよこ)
(蕪3)
子のつむり洗ふがごとく蕪洗ふ
(近藤紀子)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
冒頭の写真は、タップ拡大すると、画面の両端に蜻蛉が枝に留まっているのが見えます。
蜻蛉が戯れたり留まったりしている庭の情景を眺めていると、雨催ひのせいか、吾庭の何処かで蛙が鳴きました。
雨もよい吾庭の秋の蛙鳴く
(薫風士)
この写真は、カラー図説日本大歳時記「蛙」のページの一部です。
写真をタップ・拡大すると、例句や解説をご覧になれます。
青色文字をタップして、解説や例句など、リンク記事をご覧下さい。
日本伝統俳句協会のカレンダー
2021年3月
狭庭の草取りをしていると、目の前に蛙がじっとしているのに気付き、駄句を口ずさみました。
目くらまし巧みな蛙吾が庭に
「蛙の俳句」といえば、松尾芭蕉の代表句「古池や蛙飛びこむ水の音」を思い浮かべるでしょう。
「かえる」は伝統俳句では旧仮名遣いで「かはづ」と記述するのが普通ですが、東京都のコロナ感染拡大防止キャンペーンに因んで「かえる」をタイトルに用いました。
「蛙」は「春の季語」ですが、「雨蛙」や「蟇(がまがえる)」などは「夏の季語」です。
梅雨から夏の賑やかな鳴き声で蛙の存在を実感するのが一般的でしょう。
写真はお気に入りの陶蛙の箸置きです。
箸を置く度に目をクリクリと動かします。
箸置きは陶の蛙や夏料理
(薫風士)
「歳時記」(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに、抜粋・掲載させて頂きます。
(「蛙」を詠んだ拙句と写真は最後に更に掲載します。ご笑覧下さい。)
コンビニのあかりは消えず遠蛙
(田中清司)
さながらにコントラバスや牛蛙
(大橋晄)
初蛙広き仏間に一人寝る
(大西八洲雄)
初蛙やさしき雨の午後となり
(阿部正枝)
点滴は妻の命脈蛙の夜
(関根初男)
手を握るのみの見舞や遠蛙
(間宮あや子)
よく見ればよき面構へ青蛙
(足利徹)
掌にのれば仏頂面の青蛙
(樋口みのぶ)
雨蛙かしこまりたる雨催
(稲畑汀子)
雨どつと沸騰点こす蛙かな
(村田岳洋)
ニュータウンに残る古池牛蛙
(中田禎子)
蛙田の闇の広がる車窓かな
(松尾芳子)
(蛙7)
早暁や令和二日の遠蛙
(谷田貝順子)
千年の杉の霊気を青蛙
(楠本和弘)
最後に薫風士の「コロナ俳句」・「まんぽ俳句」と写真をご笑覧下さい。
土蛙汚らしくし身を守り
身構へる殿様蛙石模様
鎮座して殿様蛙すまし顔
蟇(ひき)鳴きて姿暗ます保身術
蛙鳴くアートの池やホロンピア
チアダンス池のアートに夕蛙
蛙鳴く池の広場のチア練習
蛙鳴き鴉飛び立つチアダンス
コロナ禍や祭は自粛五輪とて
蟇(ひき)も鳴くガッツの涙初優勝
日本ゴルフツアー選手権を見て、木下稜介選手の初優勝の感激を詠んだ俳句です。 (NHK-TV画面の写真参照)
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(P.S. 2022.4.5 改定)
ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。
青色文字をクリック(タップ)して、「梅東風や届け世界にこの思ひ」や「血に染むなド二エプルてふ春の川」、「春一番この発言はおぞましき」などをご覧下さい。
「春の海」と言えば、宮城道雄の曲「筝と尺八による二重奏」や与謝蕪村の俳句「春の海終日のたりのたりかな」が有名です。
蕪村の俳句は日本三景の「天橋立」の「与謝の海」を詠んだものだとも言われています。(出典:「蕪村の旅」JR西日本)
今年の3月11日は東日本大震災から10年になり、テレビで追悼番組やイベントが放映されました。プレバトも追悼の音楽番組に変更されていました。 (ここをクリックすると、NHK 東日本大震災アーカイブス「あの日、何が起きていたのか」をご覧になれます。)
春の海三一一を悼み継ぐ
(薫風士)
新型コロナ感染拡大が収束して東北の復興が促進されることを祈っています。
芭蕉ゆかりの松島などに又吟行旅行が出来ることを願いつつ、歳時記「春の海」から東日本大震災を偲ぶ俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
みはるかす瓦礫の果ての春の海
(山田をがたま)
なにごともなかつたやうな春の海
(河口仁志)
黙祷のまなうらにありあり春の海
(木村茂登子)
広島地方気象台は3月11日、広島県内で桜が開花したと発表しました。平年よりも16日早く、全国でトップの「開花宣言」です。コロナ禍の自粛が解除されると宮島や平和記念公園の桜など吟行したいものですが、変異ウイルスの感染拡大などもあり、楽観できません。
最後に、先日須磨浦公園の吟行で詠んだ拙句と写真を掲載します。
(最後の写真をタップ・拡大すると遠方に明石海峡大橋が見えます。)
春潮の香に佇むや芭蕉句碑
春潮を須磨の丘より愛でもして
須磨の浦復興なりし春の海
春潮の煌めく須磨の砂を歩す
潮風の明石海峡春の空
電車好きの幼孫を「潮風号」に乗せてやりたいと思っています。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
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(2024.9.14更新)
猛暑日やビルは虹色夕日差し
虹色に酷暑の夕日ビルを染め
新米を高値にしたる猛暑かな
(薫風士)
まん歩で見かけた猛暑の夕日に映えるビルの情景を駄句に詠みました。
2024.6.14 朝のNHK天気予報
京都は早くも猛暑日になる予想です。
(2023.8.13 更新記事)
今日(8月13日)は「迎火」です。
台風7号が発生していますが、台風による災害が大きくならないことを祈るばかりです。
猛暑日の早朝まん歩句を口に
猛暑日やLINEで交はす老の愚痴
この極暑老躯に欲しき剛健さ
(2019.8.31)
tenki.jpによると、7月31日に東北北部も梅雨明けとなり、日本列島は猛暑日となりました。
梅雨明けは猛暑日なりし七月尽
掲句は、強いて俳句と言うなら、話題提供の「報道俳句」です。
この俳句は「梅雨明け」「猛暑日」「七月尽」と季語が3つあり、一般的な俳句ではありません。
「猛暑日」は2007年以降に用いられるようになった言葉なので私の歳時記には有りませんが、季語として扱うべきでしょう。
猛暑日や熱中症の孤独死も
この俳句は世相を表す川柳にする方が相応しい内容です。
伝統俳句の「梅雨明け」の例句はここをクリックしてご覧下さい。
立秋や名のみの秋の猛暑かな
この俳句は二つ「切れ字」(詠嘆の「や」と「かな」)があり、季語も三つありますので、一般的には「ダメ俳句」として批判されるでしょう。しかし、「はや立秋になったんだ」という感慨と、「それにしても猛暑だな」という二つの感慨を共に表す俳句として是認してくれる俳句の先生が居てもよさそうですが、いないのでしょうか?
今年の立秋は8月8日ですが、天気予報によると未だ「猛暑日」や「真夏日」が続いています。
このように、実際の季節感と歳時記の季語にずれがあるのは、陰暦(旧暦)に基づいていた「二十四節気」が太陽暦(新暦)に当てはめられた結果ですが、地球温暖化による異常気象の影響も無視できないでしょう。
余談ですが、中国やインド、米国、ロシアなどの人口巨大国が率先して温暖化対策を促進しなければ、将来の地球環境はどうなっていくのか心配なことです。
世界の指導者として、米国トランプ大統領には大いに反省して頂きたいですね。
トランプ大統領は「積み木崩しゲーム」の崩すことばかりやっているような気がします。
トランプ大統領とその取り巻きは、世界の緊張が高まり、米国の軍需産業が繁栄すれば良いと、「アメリカ・ファースト」を唱道しているのでしょうか?
国際条約を簡単に反故にする風潮が蔓延ると、平和な世界の秩序が維持できなくなります。
次の選挙では、米国市民が世界のリーダーとして相応しい大統領を選ぶ良識を発揮してくれることを祈るばかりです。
日本の政治家もしっかりしてほしいものですが、庶民は、憤懣やるかたなくても、川柳を口ずさみ、ぼやいているしかありません。
最後の写真は日本伝統俳句協会の8月の俳句カレンダーの一部です。
写真をクリックして拡大し、掲載された俳句をご覧下さい。
短冊の稲畑廣太郎氏の「丸ビル」の俳句は、秋めいた景色が丸ビルの窓ガラス越しに見えたことを詠んだのでしょうが、ガラス窓に映っている初秋の情景を詠んだものかもしれません。
(「玻璃」は「ガラス」の意味です。)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
Click here to see “Bashō's haiku in Japanese and English" (Translation by L. P. Lovee)
(芭蕉)
冒頭の写真はカラー図説日本大歳時記の「滝」や「山吹」のページの一部です。
画面をクリック・拡大すれば解説記事をご覧になれます。
「滝の俳句」といえば、後藤夜半の代表句「滝の上に水現れて落ちにけり」を思い出します。
掲句「ほろほろと」をWEB検索すると、目についた限り全て「山吹が散る情景を詠んだ俳句」と解釈しています。
そうであれば、芭蕉は「ほろほろと山吹ちるや滝の音」と「や」(強調・詠嘆を表す助詞)を用いたのではないでしょうか?
「山吹ちるか」と「か」(疑問を表す助詞)を用いたのは、滝音を聞いて、「山吹も滝の響きで散ることだろう」と、その轟音を詠嘆したものでしょう。
この句は、従来の俳諧が「滝・清流に山吹」など、絵画や和歌の題材として「視覚」で捉えていたものを「音・聴覚」に焦点を当て、「不易流行」を具現する新しい感覚の俳句にしたものでしょう。
歳時記(俳誌のサロン)から「滝音」を詠んだ俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。
(滝1)
水楢の林の深し滝の音
(三澤福泉)
(滝2)
滝音の正面にゐてしづかなり
(藤井みち子)
(滝3)
白糸の世にも閑けき滝の音
(渡邊誓不)
(滝4)
滝の音轟き闘志甦る
(泰江安仁)
(滝5)
華厳の滝音に聞きしが霧隠れ
(奥村鷹尾)
(滝6)
滝となる前のしづけさ藤映す
(鷲谷七菜子)
(滝7)
滝茶屋に滝の谺を聞きゐたり
(大久保久枝)
(滝8)
滝までは行けず水音に耳澄ます
(鈴木圭子)
(滝9)
瀧宿の瀧の聞こえてくる電話
(八田木枯)
庭下駄のまま滝音にいざなはれ
(齋藤朋子)
東山音羽の滝の静寂かな
(三枝邦光)
詩仙堂の庭の静寂や滝の音
(中川すみ子)
落人の拓きし道や滝の音
(岩田洋子)
青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
春浅き走り根の径幼子と
吾を阻む「わんぱく砦」春浅し
(薫風士)
掲句の「径」は「みち」と読み、「吾」は「あ」と読んで下さい。
掲句は、有馬富士公園を吟行し、有馬富士の山頂を目指しましたが、幼子同伴なので、山頂まであと百メートルの「わんぱく砦」(岩場の写真参照)で登頂を断念して下山したことを俳句にしたものです。
「吾を阻む」は「あをはばむ」と「5-7-5」のリズムに読んで下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「早春」・「春浅し」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
「早春1」
早春の庭より声の二三人
(稲畑汀子)
「早春2」
早春の湖に近江の逆さ冨士
(吉江潤二)
「早春3」
早春や波静かなる由比ヶ浜
(中村則夫)
「早春4」
早春の旅は呉線光る海
(石田玲子)
「早春5」
安曇野に聞く早春の水の音
(安部和子)
「春浅し1」
浅春の雨に色濃き煉瓦道
(木下節子)
「春浅し2」
つぐみ来て地鳴きひとこゑ春浅し
(井上あい)
「春浅し3」
客を待つ回転木馬春浅し
(中島隆)
「春浅し4」
春浅き水を渉るや鷺一つ
(河東碧梧桐)
「春浅し5」
浅春や五分足らずの渡し舟
(村田くにいち)
「春浅し6」
寒暖の差のはげしさや春浅し
(原田たづゑ)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」 をご一読下さい。
歳時記(俳誌のサロン)「初時雨」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
(初時雨1)
初時雨仮住ひまだ解けぬまゝ
(松本松魚)
(坂本俊子)
(初時雨2)
さいはては雪と聞く夜の初時雨
(長谷川春)
初しぐれ赤い首輪の迷ひ犬
(藤井智恵子)
(初時雨3)
初しぐれ煮込みうどんの昼餉とす
(大野ツネ子)
病院に着きて安堵の初時雨
(平島利男)
(初時雨4)
病癒えし夫に寄り添ひ初時雨
(堀田清江)
句碑訪ひて巡る余呉湖や初しぐれ
(大橋淳一)
(初時雨5)
入館の列のしんがり初しぐれ
(門伝史会)
モネの池通りすぎたる初しぐれ
(中谷富子)
歳時記の「時雨」から「片時雨」の句を抜粋させて頂きます。
(時雨1)
参拝は急ぎなされと片時雨
(佐藤康子)
(時雨2)
水面から雨の降り出す片時雨
(丸山敏幸)
(時雨3)
旅果に逢ふ嵯峨野路の片時雨
(佐藤よしい)
(時雨4)
軒を借る西行堂の片時雨
(堀田恵美子)
(時雨5)
天平の鴟尾をけぶらせ片時雨
(荻原八重子)
(注)「時雨5」(2015年5月30日 作成)の掲句にある「鴎尾」は「鴟尾」の文字化けと解釈して訂正・引用しています。
最後に拙句を掲載させて頂きます。
幼いふ京都らしいと古都時雨
目覚めれば音のかそけき初時雨
有馬路やフロントガラス片時雨
(薫風士)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
(P.S. 2021.11.18)
(写真はタップ・拡大してご覧下さい。
暖冬の天気予報に違わず、立冬(11月7日)の翌日は夏日のような陽気で久しぶりのゴルフを満喫しました。
前座として拙句を掲載しますが、ここをタップすれば「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」をご覧になれます。
冬に入るエイジシューター友にして
冬立つもゴルフに興ず晴れ男
冬紅葉狙ひ快音ティーショット
立冬のゴルフの一日満喫す
(2018.11.11)
歳時記(俳誌のサロン)の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
(詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。)
(冬に入る1)
庭を掃く乾きし音や冬に入る
(黒川悦子)
味噌汁の湯気に朝の日冬に入る
(木下節子)
心臓の断面撮られ冬に入る
(高田令子)
エンゲージリング嵌められ冬に入る
(鈴木えり子)
スカーフの数また増えて冬に入る
(嶋田摩耶子)
八ヶ岳の大いなる影冬に入る
(密門令子)
(冬に入る4)
冬に入るいつもの場所に血圧計
(鈴木多枝子)
血圧の一喜一憂冬に入る
(岡本直子)
冬に入る今宵の夫は道後の湯
(増田一代)
夫の愚痴聞くも看取りや冬に入る
(田村加代)
(立冬)
立冬のことに草木のかがやける
(沢木欣一)
立冬といふも実感なき陽気
(稲畑汀子)
立冬の風と覚ゆる峠かな
(泉和美)
(冬立つ)
あらたのし冬立つ窓の釜の音
(鬼貫)
冬立つや富士くつきりと高架駅
(塩千恵子)
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(2024.5.17 更新)
翔平打ファンを湧かすや夏に入る
ロスアンゼルス市は、5月17日を「大谷翔平の日」に決めたとのことです。
ここをクリック(タップ)して、NHK NEWS WEB 「ドジャース 大谷翔平 13号ツーランHR リーグ単独トップに」をご覧下さい。
背番号の17に因んでいる由ですが、野球好きだった正岡子規の逝去を詠んだ高浜虚子の俳句「子規逝くや十七日の月明に」をふと思い出しました。
子規忌は9月19日ですが、当時は旧暦で17日に当たりました。
夏立つやフレイル防止まん歩せむ
夏に入る欲しきものとは剛健ぞ
(薫風士)
ここをクリック(タップ)して、「夏の俳句特集」 をご覧下さい。
(P.S. 2022.3.13)
ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、書いた記事を読んで頂きたく、「北京2022」 パラリンピック閉会式を見ながらこの P.S.を追加しました。
ブログタイトル用俳句(青色文字)をクリック(タップ)して、「血に染むなドニエプルてふ春の川」や「春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。
2018年の「こどもの日」「立夏」のNHKニュースによると、トランプ大統領とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との米朝会談開催が決定されたとのことでしたが、「糠喜びに終わり、悪夢になることのないように」との祈りは残念ながら叶わず、親戚がくれた絵手紙の写真のようには晴々した気持ちになれませんでした。
夏来る幼のピアノ高らかに
夏立つや幼孫にも反抗期
米朝の会談如何夏に入る
歳時記(俳誌のSalon)から気の向くままに抜粋させて頂きます。
例句の詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。
(立夏)
胎内の水音聴いてゐる立夏
(中村苑子)
花活けて立夏の卓を飾りけり
(稲畑汀子)
朝刊を大きくひろぐ立夏なり
(荒木治代)
立夏かな「和を以て貴しと為す」
(雨宮桂子)
外つ国の人も迎へて園立夏
(稲畑廣太郎)
(青色文字の季語をクリックすると、歳時記の例句の詳細をご覧になれます。)
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トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。
(薫風士)
塩見三省氏の本に感動し、口遊みました。
(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)
(青色文字をクリックして例句やリンク記事をご鑑賞下さい。)
剪定す不死鳥形に杉垣根
早春の朝日に鴉光り翔ぶ
舞ひ上がる鴉の声音春浅し
早春の柔らかき丘愛犬と
春浅き夕日に想ふ子の未来
早春の梢の入日愛でにけり
歳時記(俳誌のSalon)から気の向くままに「早春」の例句を抜粋・引用させて頂きます。
(早春1)
早春の雨に落着く一日かな
(稲畑汀子)
早春の土の匂いぞ庭仕事
(延川五十昭)
(早春2)
早春の湖に近江の逆さ冨士
(吉江潤二)
早春や波引くあとを砂が追ふ
(太田佳代子)
(早春3)
早春の夜の雨音に独り言
(上田明子)
早春や波静かなる由比ヶ浜
(中村則夫)
(早春4)
早春の見えぬ水音雑木山
(乙坂きみ子)
早春やリハビリ室のビバルディー
(波田美智子)
(早春5)
水際打つ波が奏でる早春譜
(藤岡紫水)
早春の夜明けの池の水鏡
(沼田巴字)
(春浅し1)
杉山へつづく轍や春浅し
(穴澤光江)
浅春や水あをあをと和紙の里
(平田安生)
(春浅し2)
人力車客未だつかず春浅し
(岡本直子)
工房に木屑の匂春浅し
(川瀬さとゑ)
(春浅し3)
春浅き麒麟の空の飛行雲
(三好達治)
浅春の忍冬亭の跡に佇つ
(林いづみ)
(春浅し4)
春浅き水を渉るや鷺一つ
(河東碧梧桐)
木曽駒のせせらぎに居て春浅し
(大橋晄)
(春浅し5)
浅春の相手に合はす白ワイン
(宮内とし子)
春浅き四万十川の投網舟
(高谷栄一)
(春浅し6)
うそ泣きを覚えたる孫春浅き
(河田孝子)
裸木の梢くれなゐ浅き春
(佐々木永子)
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貫かむ八十路の夢を去年今年
(tsuranukan yasojinoyumewo kozokotoshi)
kozokotoshi_
I’ll accomplish
my dreams of age of eighty
去年今年5・7・5を口遊み
(kozokotoshi goshichigowo kuchizusami)
enjoying
haiku of 5-7-5_
last-year-this-year
(Note)
“kozokotoshi” is a kigo (= season word made by Kyoshi Takahama) referring to New Year, since on the first day of January, yesterday is the last year, whereas today is this year.
Kyoshi's famous haiku in question "kozokotoshi tsuranukubohno gotokimono" is translated by L. P. Lovee as follows:
(Literal translation)
kozokotoshi_
something piercing
like a stick
(Translations reflecting Kyoshi's intention as assumed by L. P. Lovee)
(A)
my belief in HAIKU
pierces last-year-this-year through,
like a stick piercing something
(B)
time passes
piercing kozokotoshi
like a stick
It seems that Kyoshi intended to express two meanings by omitting the subject in the Japanese original haiku in question.
To really appreciate Kyoshi’s Haiku, it is essential for a reader to understand the original haiku in Japanese.
See http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2017/02/post-01d8.html
(日英バイリンガル俳句を楽しむ <高浜虚子の俳句「去年今年」>)
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