善光寺《晩秋の吟行写真俳句》
一茶記念館を訪ねた翌日、志賀高原の琵琶池などを吟行した帰りに夕暮れの善光寺にお参りし、まんぽ俳句を口ずさみました。
一茶忌や一期一会の夕月夜
晩秋の夕月ほのか六地蔵
濡れ仏を夕月照す暮れの秋
平安を祈る晩秋善光寺
晩秋の門前近く夕餉愛づ
新蕎麦を著名人来し北野家で
平成31年3月に北野の家を訪れた滝川クリステルさん(現、小泉進次郎夫人)の写真が飾ってありました。(赤いポストのある写真参照)
善光寺御利益ありし秋の宵
長寿には無欲が薬一茶の忌
句の道へ引く牛なりや一茶の忌
一茶が善光寺を詠んだ俳句「春風や牛に引かれて善光寺」が有名ですが、この俳句は、一茶が「牛に引かれてお参りした」のではなく、昔話の「牛に引かれて善光寺まいり」を引用して善光寺への奉納句として詠んだ句です。
便乗に与かる御蔭秋の宵
「便乗に」の俳句は、北野家本店で蕎麦を食べた帰路、善光寺から長野駅に向かう道で偶々出会った「藤屋(The Fujiya Gohonjin)」の支配人のご厚意でJAL-CITYホテルまで車に便乗させて頂いたことを詠んだ拙句です。
(薫風士)
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2024.11.4 更新
投稿: | 2024年11月 4日 (月) 06時28分