俳句の深読み: 田ステ女俳句ラリーに参加して
(2024.1.20 更新)
最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGpt を利用した俳句自動作成アプリ「AI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。
AI (エイアイ) には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。
俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠でしょう。
AI (エイアイ) に勝る俳句や初戎
AI (エイアイ) に勝る投句を母の日ぞ
(薫風士)
上記俳句の助詞「や」と「を」の違いによる句意・ニュアンスの違いを考えて頂ければ幸いです。
(2019.5.17 の記事)
2018年(令和元年)5月12日(母の日)に丹波市柏原町で開催された丹波市俳句協会主催の第23回田ステ女俳句ラリーに参加し、5句投句したところ、次の一句が入選して「丹波悠遊の森 賞」を頂きました。
選者は宇田喜代子、木割大雄、坪内稔典、山田佳乃の4氏でした。
(青色文字をクリックするとリンクされた解説記事などをご覧になれます。)
記念講演は小林孔氏の「ステ女の名句、深読み」でした。詳細は実行委員会が何れ報告されるでしょうから差し控えますが、「春をうるは実にめでたいよ若えびす」などステ女の俳句にも掛詞の面白さがあることが紹介されました。
筆者のブログ「俳句鑑賞《蕪村の俳句『薫風や』は面白い》」において、「薫風やともしたてかねついつくしま」という蕪村の俳句は少なくとも4通りの解釈が可能であると書きましたが、同じ様にステ女の俳句の深読みをする先生がいることを知り、興味深く拝聴しました。
ちなみに、正岡子規は「ふたぬいて月のかけくむ新酒哉」という俳句を作っています。「月のかけ」は「酒樽の蓋が月の欠けたように開いたこと」を詠んだのでしょうが、「欠けた月の映っている酒樽から酌んだこと」を詠んだものかもしれません。
青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
2024.9.17 更新
投稿: | 2024年9月17日 (火) 05時56分
俳句特集《新年・正月・一月》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/12/post-8611.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2023年1月22日 (日) 07時24分
「秋の灘・酒蔵吟行(写真と俳句)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/10/post-213e.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月14日 (金) 11時19分
楽しい吟行(四季の写真俳句特集)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/pictureandhaiku.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月 4日 (火) 18時13分
「四季の雲(折々の写真・俳句)《早春・春の雲》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/02/post-06b7.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年5月 2日 (月) 15時16分
高浜虚子の俳句 <「去年今年」と「神にませば」>の面白い解釈
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2017/10/post-1b46.html
を読んで頂けましたか?
まだなら、是非読んで下さい。
俳句の深読みの面白さを書いていますよ。
投稿: | 2020年9月 7日 (月) 14時12分
漫歩・万歩・SNSで楽しむ
「まんぽ俳句会」を始めました。
ご投稿をお待ちしています。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/11/post-d2ef-1.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2019年11月16日 (土) 06時50分
芭蕉の俳句の英訳をしています。
「芭蕉300句の英訳チャレンジ」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/haiku-in-english/
をご覧下さい。
投稿: 木下 聰 | 2019年11月 2日 (土) 08時36分