高浜虚子の100句(100 HAIKUs of TAKAHAMA Kyoshi)(11~15)
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(11)凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり(M41. 1908年)
(oyosotenkani kyoraihodono chiisakihakani mairikeri)
Under heaven,
I visited such a tomb
as small as I heard of Kyorai.
(12)(13) 霜降れば霜を楯とす法の城 (T2. 1913年)
(shimofureba shimowotatetosu norinoshiro)
if there is a frost,
the frost be a shield_
the temple of laws
(14) 春風や闘志いだきて丘に立つ (T2. 1913年)
(shumpuuya tousiidakite okanitatu)
in a spring wind
I stand on the hill,
my heart full of fight
(15)囀や山かけて売る土地広し (T2. 1913年)
(saezuriya yamakaketeuru tochihiroshi)
chirps of birds_
the broad lot to be sold
with a hill behind
俳句の比喩と掛詞《白鳥》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/haiku/
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2023年2月 4日 (土) 17時27分
(11)の去来の俳句「凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり」
の英訳としてTerebess Asia Online (TAO) に下記の翻訳が掲載されていますが、誤訳です。
I visited the rather modest grave
Of Kyorai, renowned
As a haiku poet around the world!
「凡そ天下に去来程」とは
「去来が世界(世間)に著名な俳人」ということではなく、
「去来の墓は小さいことが世間に知られていた」ことを指しています。
(第11回「高浜虚子の100句を読む」参照)
投稿: チュヌの主人(Satoshi Kinoshita) | 2017年10月 8日 (日) 05時35分
See the following:
"100 HAIKUs of TAKAHAMA Kyoshi (1~20)"
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2017/09/100-haikus-of-takahama-kyoshi-120.html
投稿: Satoshi Kinoshita | 2017年9月15日 (金) 19時07分