2021年9月20日 (月)

俳句と川柳の鑑賞 <吾亦紅と総裁選>

  

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(写真)

日経新聞電子版(パソコン画面の一部分)

クリック or タップすると拡大します。

     

先ず、「吾亦紅」の俳句を気の向くままに「575筆まか勢」や「歳時記(俳誌のサロン)」から抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字をクリック(タップ)して例句の詳細やリンク記事をご覧下さい。

  

575筆まか勢

・赤きものつういと出でぬ吾亦紅

           (高浜虚子

・ついてくる人はと見れば吾亦紅 

          (波多野爽波) 

   

吾亦紅1

・真実を吾が信条と吾亦紅 

           (高橋照子)

  

吾亦紅2

・吾亦紅ぽつんぽつんと気ままなる

           (細見綾子

   

吾亦紅3

・吾亦紅高く吹かるる花野かな 

           (手島南天)

   

吾亦紅4

・吾亦紅気付かぬほどの自己主張 

           (伊庭玲子)

   

・吾亦紅総裁選の当馬か

・吾亦紅永田の風に靡くのみ

・政界は男社会か吾亦紅

・潔し男社会吾亦紅

下馬評の大穴小穴吾亦紅

・吾亦紅あやつる巧み傀儡師

傀儡にされるは誰か吾亦紅

・コロナ禍の政治談議や吾亦紅

        (薫風士)

   

緊急事態宣言が9月末まで延長されました。薫風士の掲句は自民党の総裁選に因んで詠んだコロナ禍の憂さ晴らしのブログ用俳句擬き・川柳ですが、引用させて頂いた「575筆まか勢」や「歳時記」の俳句は数十年前に政治とは全く無関係に詠まれた俳句です。

ここをクリック(タップ)して「NHK政治マガジン」(自民党総裁選などの記事)をご覧下さい

若手政治家の発言が影響力を持つようになり、政界が活気づくことは国民にとって望ましいことです。数年前に、政治談議(12):不当な党議拘束を止めよ!」という記事を書きましたが、自民党の総裁選に於いて派閥領袖の拘束が事実上出来なくなり自主投票になったことは結構なことです。しかし、決選投票で派閥の領袖が若い世代の投票に大きな影響力を持てば、元の木阿弥になるでしょう。

次の衆議院選挙における結果がどうなるかは、我々庶民の一人一人の投票次第ですから、しっかり考えて投票しましょう。

経済同友会のセミナー閉幕時のアピールは、「『嫌われる勇気』を持って結果を追求できるリーダーの誕生を期待している」とのことですが、肝心なことは「誰に嫌われるのか?」嫌われる対象と政策の中身の問題でしょう。

現代の政治の必須の要件は「政治の透明性だ!」と大多数の国民は思っているのではないでしょうか? 誰が総裁に選ばれようと、有言実行に撤し、国民の期待を裏切らないようにしてほしいものです。   

<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」から「子規忌」) 川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと) をご覧下さい。

   

川柳と俳句 (先輩仲間「そうりゅう会」の句集に思うこと)

   

先日「俳句HAIKU」に先輩(前川淳氏)の川柳について「川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)」を書きましたが、同様の思いから、「季語のある川柳」や「自戒の念(?)の川柳」などを先輩グループ「そうりゅう会」の川柳集から一人一句抜粋・掲載させて頂きます。

「俳諧」(「川柳」と「俳句」)のユネスコ世界無形文化遺産登録への草の根運動について、薫風士の思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。

(青色文字をクリック or タップしてリンク記事をご覧下さい。)

  

渋柿も皮むき干せば甘くなる 

           (井上輝好)

・これ以上曝すものなし冬木立 

           (今田和宏)

松明が駆け大文字闇に浮く 

           (岩崎公誠)

コップ酒片手に聞こう妻の愚痴 

           (岩西信雄)

・プライドを捨てて立ちます台所 

          (太田としお)

・廃校の人知れず咲いて散り 

           (奥 時雄)

渋いお茶啜り巣ごもり老い二人 

           (川邉滋郎)

駅蕎麦で豪華旅行の総仕上げ 

           (喜田征治)

コロナ禍で気の遠くなる含み損 

          (木津和敏彦)

花火の日過疎の村にも五千人 

           (崎山 喬)

渋柿と書いた張り紙信じない 

           (園山高遠)

・叩けないそっと逃げてる壁の蜘蛛 

           (田所英雄)

・廃校に往時を偲ぶ蝉しぐれ 

           (谷川 憲)

・追い越せば百合でなかったバックシャン 

           (田部和幸)

・無農薬誇る胡瓜のイナバウワー 

          (寺川はじむ)

・片えくぼほのかに咲くように 

           (西谷道章)

・帰郷の子なくてふたりの松の内 

           (伏見雅明)

リモートで顔だけ見せる里帰り 

           (村上玄也)

梅干しにどこか似てきた妻の顔 

          (米井とみこ)

・添え書きの乱れ気になる年賀状 

           (和住明次)

   

2021年9月10日 (金)

川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)

    

先日、同窓の先輩(前川淳氏)からシャープOBグループ「そうりゅう会」の句集を送って頂きました。

この川柳句会のメンバーは20~30人のようですが、これまでに「249回の長きに渡り、一度の休会も無く開催された」とのことです。

現在はコロナ禍で通常の川柳句会は開催出来ず、「パソコンメールによる投句句会」を実施されているようです。

前川氏の川柳はブログ「俳句HAIKU」で3年ほど前に紹介させて頂きましたが「先輩の川柳(改定通読版)」参照)、ご恵送頂いた「そうりゅう会」句集の先輩の投句から、「季語のある川柳」と「政治家への風刺か自戒の念と思われる川柳」を抜粋・掲載させて頂きます。

   

アジサイ梅雨の音符で咲いている

・蓄えの先生を見て学ぶ

散り際はきれいさっぱり掃除する

流暢すぎる言は得てして中身なし

   

8月25日は「川柳発祥の記念日」とされ、9月23日は柄井川柳の命日で川柳忌」とされています。

川柳愛好家によって、この約1か月の間を「川柳啓蒙月間」として世界遺産登録への運動を推進して頂けないでしょうか?

   

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」や「俳句と川柳: 世界遺産へ小異捨て」などで述べましたが、川柳界と俳句界が日本の伝統的庶民文芸である「俳諧(俳句と川柳)」をユネスコ世界無形文化遺産として登録する運動に協力して頂けることを願っています。    

俳句の啓蒙運動について書いた「<提言>「平和の俳句月間(「俳句の日」から「子規忌」)」や「俳句仲間のエッセイ: 俳句と川柳」などをご一読頂き、皆さんがこの運動に協賛して頂けると望外の喜びです。

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

    

2021年9月 6日 (月)

俳句の鑑賞 <秋の雲・秋雲>

      

・秋雲やパラリンピック閉幕し 

    

掲句は薫風士のブログ用即興句です。

夏の季語「雲の峰」などを用いて「東京五輪2020」のメダリストを当てる俳句記事や秋の季語「初秋」や「爽やか」を用いて「東京パラリンピック2020」の選手へのエール記事を書きましたが、昨日(9月5日)閉幕し、今朝雨戸を開けると正に「秋の雲」が爽やかに広がっていました。

   

そこで、「歳時記(俳誌のサロン)」の「秋の雲」・「秋雲」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(例句の詳細やリンク記事は青色文字の季語などをクリック・タップしてご覧下さい。)

    

秋の雲1

・秋の雲ヨツトのよぎる潮目かな 

           (大森美恵)

・残照をとどめひとすぢ秋の雲 

           (鷹羽狩行)

 

秋の雲2

・まだ何も釣れぬバケツに秋の雲 

          (長谷川守可)

・点滴の窓のパノラマ秋の雲 

           (冨松寛子)

  

秋の雲3

・高きへと吉野街道秋の雲  

           (森田節子)

室津まで行かうと思ふ秋の雲 

           (山田六甲)

   

秋雲

・高原の秋雲とあり誕生日 

           (山田弘子)  

  

ここをクリック(タップ)すると、Google「画像検索結果」の無数の秋の雲の写真をご覧になれます。<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」から「子規忌」をご覧下さい。

   

2021年9月 4日 (土)

<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」~「子規忌」)

  

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「俳句の日」とされる8月19日から正岡子規の命日9月19日までの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに対する日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。

平和の俳句」といえば金子兜太が有名ですが、俳句は、日本の誇るべき世界文化遺産にふさわしい庶民芸術の一つです。人々が好き好きに、自然と人の営み花鳥諷詠として詠み個性を発揮する世界最短の詩です。

俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。

「俳句を通じて世界平和を!」をキャッチフレーズにして、「俳句の面白さ」・「吟行の楽しさ」を多くの方々に知ってほしいとの思いで、ブログ「俳句HAIKU」を書いていますが、お陰様でアクセスの累計が60万件の大台を超えました。

  

「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもう

 俳句ブログ:終戦記念日<「戦争と平和」特集>

をご一読頂けると有難いです。

この思いを皆さんにシェアして頂ければ望外の喜びです。

(青色文字をクリックorタップしてリンク記事をご覧下さい。)

                 (薫風士)

 

2021年9月 1日 (水)

初秋のパラリンピック応援句

    

パラリンピアンの懸命な競技姿にはメダル獲得の有無に拘わらず感動し、励まされます

掲句は俳句擬きの駄句ですが、パラリンピック選手へのエール・応援のブログ俳句です。

(リンク記事や例句の詳細は青色文字をクリックorタップしてご覧下さい。)

9月1日は「防災の日」です。新型コロナウイルスの全世界感染者数は2億1千7百万人を超え、日本の感染者数は150万人を超えています。死者は全世界で450万人を超え、日本は1万6千人を超えています。感染拡大が収まらない状況です。コロナ禍の「パラリンピック2020」が無事に終わることを祈っています。

処暑(8月23日)が過ぎても猛暑が続きうんざりし、「コロナ禍の憂さ晴らしになれば良いが」との思いで、「俳句クイズ」などの記事を書いていていましたが、さすがに朝は涼しくなり、「初秋」の感じがします。

俳句では、「初秋」は「はつあき」又は「しょしゅう」と読み「5・7・5」のリズムにします。

     

初秋の笑みマスコットブーケ手に

・初秋のメダルの笑みはマスク裏に

・初秋のパラリンピアン闘志秘め

・初秋やパラリンピアン笑み豊か

爽やかやパラリンピックメダリスト

爽やかやパラリンピアン競う笑み

・深夜にも東京パラや涼新た

             (薫風士)

    

気の向くままに、「575筆まか勢」から著名な俳人の例句を抜粋・掲載させて頂きます。

     

575筆まか勢「初秋」

・あたらしき目籠のいろの初秋かな

            (飯田龍太

・初秋や蝗つかめば柔かき

           (芥川龍之介

・藍よりも濃き花開く初秋かな

            (横光利一

   

575筆まか勢 「初秋」 補遺

  

・きのふけふはや初秋となりにけり

           (正岡子規

    

「平和の俳句」啓蒙月間について  

「俳句の日」とされる8月19日から正岡子規の命日9月19日までの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。

俳句は、日本の誇るべき世界文化遺産にふさわしい庶民芸術の一つです。人々が好き好きに、自然と人の営みを花鳥諷詠として詠み個性を発揮する世界最短の詩です。

俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。

大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもうをご覧下さい。   

 815日の終戦記念日の俳句を特集しました。俳句ブログ:終戦記念日<「戦争と平和」特集>をご一読下さい。

        (薫風士)

  

2021年8月30日 (月)

コロナ禍の俳句鑑賞 <流星>

     

「歳時記」(俳誌のサロン)からタイトルに相応しい俳句を抜粋・掲載させて頂きますが、掲句は新型コロナウイルス発生より数年前に詠まれた俳句であり、コロナとは全く関係ありません。

(例句の詳細やリンク記事は青色文字の季語などをクリック or タップしてご鑑賞下さい。)

  

流星1

・流星や弟妹三人病得て  

             (中上照代)

  

流星2

・星も旅したきときあり流れ星 

             (鷹羽狩行)

 

流星3

・流星や遠く聞こゆる救急車  

             (永井恵子)

    

「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細はここをクリック or タップしてご鑑賞下さい。

  

・ふるさとももの傾きて流れ星

          (中村草田男)

 

・流星のきらめき落つる地獄谷

          (水原秋櫻子)

 

・大空の清艶にして流れ星  

           (高浜 虚子

 

・流れ星蚊帳を刺すかに流れけり

            (金子兜太)

     

コロナ禍五輪の空や星流る

・流星やパラリンピアン闘志燃ゆ

・流星や昭和の五輪遠くなり

・コロナてふ令和の敵や星流る

・流星や宇宙の声に耳すませ

・流星やコロナ変異の蔓延りて

・流星や地球の未来如何ならむ

・流星に思ひを馳せる八十路かな 

             (薫風士)

   

「平和の俳句」啓蒙月間について

8月19日は「俳句の日」とされています
正岡子規の命日は9月19日ですから、8月19日からの1か月を「平和の俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに伝統ある日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?
コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。
俳句は、個性を発揮する芸術の一つであり、好き好きです。俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。

 
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、8月15日の終戦記念日の俳句を特集しました。
俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html
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(薫風士)

 

2021年8月29日 (日)

芭蕉の俳句をクイズ・ゲームで鑑賞しよう!

     

芭蕉の句を完成するのに適切な漢字(1字)を「〇」に入れる早さをゲーム感覚で家族や句友と楽しみながら俳句をご鑑賞下さい。 

答えは「〇」をクリックするとご覧になれます。 

   

(1) 鶯や竹の子藪に「」を鳴く 

  

(2) 湖や暑さを惜しむ雲の「

  

(3)ありあけも三十日に近し「」の音 

  

(4) しばらくは「」に籠るや夏の始 

  

(5) 父母のしきりに恋し「」の聲 

  

(6)行はるや鳥啼うをの「」は泪

   

(7)雀子と聲鳴かはす「」の巣

  

(8)やがて死ぬけしきは見えず「」の声

  

(9)梢よりあだに落けり「」のから

   

(10)木つつきも庵はやぶらず「」木立

   

2021年8月28日 (土)

「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもう!

    

コロナ禍の慰みに、青色文字(タイトルのURL)をクリック or タップして、俳句でクイズをお楽しみ下さい。

  

「芭蕉の俳句をクイズ・ゲームで鑑賞しよう!」

  http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-900e.html

  

「東京2020 喜怒哀楽俳句クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰・総括編)」

http://knt73.blog.enjoy.jp/.s/blog/2021/08/2020-4558.html

  

「芭蕉俳句10句の季語クイズ・ゲーム」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/03/post-87ff.html

  

「虚子俳句15句の季語クイズ」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/12/10-98b3.html

        

8月19日は「俳句の日」とされています。

コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。

正岡子規の命日は919日ですから、819日からの1か月を「俳句月間」として、俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙をして頂けないでしょうか?

俳句の教育は既に実践されているのでしょうが、俳句は、個性を発揮する芸術の一つです。好き好きです。プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。

大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、815日の終戦記念日の俳句を特集しました。

俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html

をご一読下さい。 

(薫風士)

  

2021年8月22日 (日)

俳句の鑑賞:「雷」・「いかづち」

    

今朝、「ごみ収集日」の塵を出しに門を出ると、大きな「雷」の音が轟き、雨が降り始めました。

そこで、これまでに「春雷」や「遠雷」の記事を書きましたが、「雷」の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(例句の詳細は青色文字(季語等)をクリック(タップ)してご鑑賞下さい。)

   

 雷1

・雷に小屋は焼れて瓜の花   

            (蕪村)

 

・遠雷やバックミラーに救急車 

           (米須あや子)

   

雷2

・雷鳴のまじりてをりぬ長電話 

           (久保木千代子)

 

・雷に負けず劣らず泣く赤子 

           (市川伊團次)

   

雷3

・うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間

           (西東三鬼) 

 

・忽ちに一山を消す大雷雨 

           (岩渕彰)

  

雷4

・戰争終わりただ雷鳴の日なりけり 

           (中村草田男)

 

・気に掛る医師の黙考梅雨の雷 

           (辰巳比呂史)

  

雷5

・夜の雷雨砲車に光りては消ゆる

           (長谷川素逝)

 

・雷一過しんかんとして町の中

           (片野美代子)

  

雷6

・遠雷におびえる猫とにらめっこ

           (松本アイ)

 

・日雷フライト前の緊張感 

           (前川ユキ子)

  

雷7

・豪快な雷雨の後の涼しさよ 

           (小峯雅子)

 

・居酒屋の盛り塩流す雷雨かな

           (萩原渓人)

  

雷8

・雷光に浮び出でたる遭難碑

           (森脇貞子)

 

・遠雷や土蔵の屋根の鬼瓦 

           (久世孝雄)

  

雷9

・炎帝と雷神競ふ大都会 

           (江草礼)

 

・雷神の咆哮メトロの地上駅

           (金田けいし)

   

雷10

・雷鳴も仲間に加へ笑ひヨガ

           (布川孝子)

 

・雷雨来て鹿天平の簷の下 

           (狭川青史)

  

雷11

・雷鳴の響きに負けて電話切る 

           (井上正子)

 

・番組を中断雷雨注意報 

           (瀬島洒望)

 

575筆まか勢

・いかづちの去りて和解の口火切り 

           (木下勝実)

 

・秋雲をころがる音や小いかづち 

           (飯田蛇笏)

   

2021年8月15日 (日)

俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>

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掲句は薫風士の即興句・俳句擬きです。

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事もご覧下さい。

   

コロナ禍の東京五輪2020は「コロナ禍の俳句鑑賞:半夏生とオリパラ」の拙句のとおり、お祭り気分になれない「完全な形無観客」のままで8月8日に閉幕しました。

8月15日は「終戦記念日」です。

「昭和年代の戦争は連合国枢軸国の戦いでしたが、令和年代の戦いは新型コロナウイルスと人類との戦い」と言えるでしょう。

 

スポーツの祭典終えて終戦日

コロナ禍の式典侘し終戦日

・コロナ禍の出水に怯え終戦日

・戦うは自然災害終戦日

独裁とコロナが敵よ終戦日

良心と科学が頼り終戦日

多様性受容し平和終戦日

・切札は一億接種終戦日

 

NHKは「開戦 太平洋戦争〜日中米英 知られざる攻防〜」など、特集番組を放映していますが、「俳句HAIKU」も戦争と平和に関わるこれまでの記事を特集しました。

青色文字のタイトルをクリック(タップ)してご覧下さい。

  

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)

新元号祝ひ「花見」の俳句詠む

「みどりの日」の俳句を読んで思うこと

季語「東北忌」・「3.11」に思うこと

八月の俳句に思うこと

815祈り繋がむ終戦日

869祈り繋ぐか原爆忌

鎮魂の鐘殷殷と広島忌

乙女等の祈りの歌や長崎忌

「蝉しぐれ」と「山眠る」(政治家の引き際)

俳句談義(5):戦時中の高浜虚子・文芸家としての良心

 

ところで、「俳句の鑑賞:初夏 《コロナ禍に思うこと》」で紹介した現代音楽作曲家の新作:ロクリアン正岡/「敬愛する近しい人のための生前葬音楽」をYouTubeで聴きました。俳句HAIKUの読者にとっても、ピッコロ独奏編などコロナ禍の癒しになれば幸いですが、チューバ独奏編は悲しみに胸が裂ける思いがします。

癒しの効果は俳句より音楽だと思いますが、コロナフレイルの予防長寿には俳句・吟行が効果的でしょう。

  

2021年8月13日 (金)

東京2020 喜怒哀楽俳句・川柳クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰・総括編)

    

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この記事に掲載する俳句俳句擬き川柳擬きは、「TOKYO 2020 俳句クイズ: メダリストは誰か? ひまわり編)」の続編として、コロナ禍の自粛の憂さ晴らしになることを期待して、8月も折に触れて「詠み」、合わせて「令和の俳諧」として40句にしました。

ダジャレですが、コロナ禍のオリンピック選手を遠隔・リモートで暖かく応援すべく、SNSでフォローし、お友達を「呼び」、ご一緒にクイズゲーム感覚で「俳句HAIKU」の記事を「読み」、なお厳しい「猛暑」・「残暑」の憂さ晴らしをしながら「日本語の豊かさ」・「俳句の面白さ」も知って頂ければ嬉しいですね。

NHKのメダリストのサイトはここをクリック(タップ)してご覧になれますが、掲句の青色文字をクリック(タップ)すると、クイズの正解がリンク記事でご覧になれます。

  

高笑いするのは早い百日紅さるすべり

 この俳句擬きには、東京五輪2020に限らず、多くの読者にとって共感する事や思い当たる人が存在するのではないでしょうか?

   

六位とて己のベスト雲の峰

雲の峰目指し走破(争覇)女子八位

雲の峰混合初の金メダル

コロナ禍の泳ぎの舞や雲の峰

限界に挑みしリレー雲の峰

胴上げや悲願達成真夏の夜

金に湧く侍ジャパン雲の峰

息詰まるタイブレークや百日紅

リオの覇者初戦敗退さるすべり

魔女とて栄枯盛衰さるすべり

・雲の峰世界の王者メダル無く

雲の峰目指し撫子銀メダル

体操と鉄棒二冠さるすべり

金取りしカエル好き旅心

  ここをクリック(タップ)して「コロナ禍の梅雨のひととき『美かえる』で」をご覧下さい 

   

・さるすべり怪我乗り越えて銅メダル

さるすべり遊びを極め金と銀

   

明暗を分けし一年一念さるすべり  

 東京五輪2020の開催延期をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまでの2年間とせず、1年間としたのは何故でしょうか

   

雲の峰パリの五輪へ夢を馳せ

雲の峰姉妹の得たる金メダル

雲の峰メダル僅差で取り損ね

さるすべり野野軽々と銀と銅

雲の峰演武を極め金メダル

銀メダル雲の峰へとペダル踏み

   

コロナ禍祭り気分の無き五輪

コロナ禍の客無き夏の五輪終ふ

五輪終へキョキョ虚虚キョキョと時鳥

 ここをクリック(タップ)してリンク記事 (「復興」の次は「コロナ」か むなしい五輪の大義) をご覧下さい

  

2021年7月31日 (土)

TOKYO 2020 俳句・川柳クイズ:メダリストは誰か? (ひまわり編)

    

日本の金メダル獲得数は、柔道の9個を含め、史上最多の27個です。

「ひまわり編」の掲句は柔道を詠んだものが大半ですが、クイズ感覚で読みメダリストなどを当てて下さい。正解は青色文字をクリック(タップ)して、リンク記事でご覧になれます。NHKの動画なども、ここをクリック(タップ)すれば、ご覧になれるでしょう

新型コロナウイルスの7月31日の新規感染者数は東京都は4千人を超え、全国では 12,341人となりましたが、その後もデルタ株の感染拡大が続き、8月8日の五輪閉会式も無観客で実施されました。

現役世代のワクチン接種を促進しないと、オリパラも楽しめない新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大・医療崩壊になる恐れがあります。コロナ禍自粛の俳句が退屈しのぎ・気分転換・慰みになれば幸いです。  

    

・向日葵の花束TOKYO五輪かな 

兄妹や手に向日葵と金メダル

向日葵や実る辛苦の十三年    

・向日葵や大和撫子ソフト金

向日葵と悔し涙のメダル手に

向日葵と金メダル手に笑む二冠

向日葵や死闘を制し金メダル

向日葵や寝技の冴えて金メダル

ワタガシの手に向日葵と銅メダル

向日葵や攻めの釣り手の金メダル

向日葵や攻めつらぬいて金メダル

・向日葵やエペ四剣士メダル

向日葵やエースの出番なきメダル

    

掲句のリズムを整えるために、「兄妹」は「けいまい」・「きょうだい」と読み、「四剣士」は「よんけんし」と読んで下さい。

ここの青色文字をクリックして、高浜虚子の俳句15句芭蕉の俳句10句の「季語」を当てるクイズをお楽しみ下さい

 

2021年7月25日 (日)

オリパラと向日葵の俳句 (コロナ禍の猛暑見舞い)

   

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新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が続く中、7月23日から開催された東京オリンピックは、冷房の部屋で扇風機を回し、昼寝もしながら観戦しています。

皆さん、感染に気をつけ熱中症にならないよう観戦が感染にならないように、気をつけて「オリパラ」を観戦して下さいね。 

コロナ禍自粛の俳句が退屈しのぎ・気分転換・慰みになれば幸いです。

  

・大向日葵コロナ禍見舞ふ絵手紙

7月22日は「海の日」で各地で猛暑日になり、拙宅の庭でも蝉が鳴き始め本格的な夏になりました。冒頭の写真の如く、向日葵(ひまわり)絵手紙暑中見舞い状が親戚から来ました。

   

夏の雲隠す五輪の飛行雲

ブルーインパルスの描く五輪の飛行機雲があいにくの雲でよく見えなかったのは残念でしたが、人生は時の運で、期待どおりの金メダルの獲得が出来るか注目しましょう

安倍晋三内閣当時に、安倍氏は次のように述べていましたが、TOKYO 2020の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまでの2年間の延期にせず、1年間の延期に決定したのは何故でしょうか?

「『完全な形』と申し上げたが、まず、アスリートと観客にとって安全で安心できるものでなければならない。そして、規模は縮小せずに行う、かつ、観客にも一緒に感動を味わっていただきたいということだ」、「延期や中止については、一切言及はしていない。大切なことは、完全な形で、オリンピック・パラリンピックを日本で開催をすることだ。」

IOCから「オリンピック・オーダー」の金章を貰っていたからではないでしょう

延期の期間をどうするのかIOCと交渉をしたのか? しなかったのか? 1年間の延期を決定した関係者から当時の事情を是非とも説明してほしいものです。

マスコミは何故このコロナ禍のオリパラ開催の根本原因・問題点に言及して責任を正さないのでしょうか? 

     

向日葵の花束胸に金メダル 

 この俳句の青色文字をクリックして、TOKYO 2020 俳句クイズ: メダリストは誰か? ひまわり編)」のクイズをお楽しみ下さい。ここをクリック(タップ)して、「東京2020喜怒哀楽俳句クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰編)」のクイズもお楽しみ頂けると幸いです

   

向日葵に笑み堂々の金メダル

  

オリンピックなどのスポーツに限らず、政治経済文化何事も正々堂々とやってほしいものです

イチローとリオ五輪のロシア・ドーピング問題」をテーマにした風変わりなロクリアン正岡氏の現代音楽をお聴き下さい。ロクリアンモードの音楽は現代の不安を象徴しているような気がします。  

新型コロナウイルスの発生などの自然現象は自然の摂理として甘受しなければなりませんが、感染の拡大防止の対策は政治と人心の問題です。7月29日に新型コロナウイルスの1日の全国の感染者数は過去最多の1万人を超えましたが、7月31日の新規感染者数は全国で12,341人です。現役世代のワクチン接種を促進しないと、「オリパラ」も楽しめない爆発的な感染拡大・医療崩壊になる恐れがあります。

2016年のリオ・オリンピックに詠んだ「八月の俳句に思うこと」もここをクリック(タップ)してご笑覧下さい

           
「歳時記」や「575筆まか勢」から向日葵の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(季語(青色文字)をクリックすると例句の詳細がご覧になれます。) 

    

向日葵1

・向日葵や昔の母の強かりき  

            (落合由季女)

 

向日葵2

・向日葵は種に少女は母親に  

            (林昭太郎)

  

向日葵3

・豪雨去り倒れし向日葵介錯す 

            (松木清川)

 

向日葵4

・向日葵の迷路に母子呼び交す 

            (北島智子)

 

向日葵5

・向日葵を揺らし嵐電進みけり 

            (長濱順子)

   

向日葵6

・風力とソーラーパネルと向日葵と 

            (佐藤喜孝)

 

575筆まか勢

・向日葵がすきで狂ひて死にし画家  

            (高浜虚子)

 

・向日葵のゆさりともせぬ重たさよ

            (北原白秋)

  

・向日葵も油ぎりけり午後一時   

            (芥川龍之介)

  

2021年7月21日 (水)

白鵬の全勝優勝名古屋場所

   

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タイトルの俳句のとおり、怪我で6場所休場していた白鵬が、横綱の進退をかけたなりふり構わない技で、千秋楽まで14連勝の大関照ノ富士に勝ち、優勝しましたが、14日目の大関正代との白鵬の異常な立会の仕方や照ノ富士に対する張手の仕方などにたいして、「横綱相撲ではない」と非難の声が上がっています。

日本の伝統的な相撲観・横綱観からすれば当然の非難でしょう。

 

しかし、横綱相撲について、日本の伝統としての相撲道のあるべき姿は何か、「相撲憲章」のような一般的に明文化されたものが何かあるのでしょうか?

ふと、宮本武蔵の逸話を連想しましたが、勝利に対する白鵬の凄まじい執念には感心するばかりです。白鵬の達成した様々な歴史的記録は将来の語り種になることでしょう。

いずれにせよ、立会や張手などについて、反則などの明文化された規定が無いなら、外国人の国際的感覚からすれば、「ルールに違反しない限り、勝つために前例のない戦略・戦術を使うことは非難されるべきではない」ということでしょう。

このような考え方はオリンピック・パラリンピックの外国からの選手や関係者の考え方にもあることを考慮して対応する必要があると思います。

  

オリンピック・パラリンピック組織委員会日本相撲協会などの関係者が、「素人のたわ言」などと無視しないで、将来の大相撲発展のために然るべき対策を考慮して頂ければ、相撲ファンとして望外の喜びです。 

それはともかくとして、照ノ富士は怪我をして序二段まで転落しながら努力を重ねて大関に復帰し、白鵬に負けたとはいえ横綱昇進を成し遂げたことに感動しました。

  

・秋場所や新横綱の不動心

  

秋場所では、令和の新横関として、照ノ富士が「口上」のとおり白鵬と堂々たる横綱相撲を見せてくれることを楽しみに応援しています

  

オリパラのメダル獲得数に気を奪われて、新型コロナ変異ウイルス拡大防止のための自粛が疎かになったりして「観戦」が「感染」になることは禁物です。

大相撲秋場所が無観客開催に追い込まれることにならないように気を付けて、オリパラも応援・観戦しましょう。

  

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2021年7月20日 (火)

海の日や遊び心を如何にせむ

   

タイトルと次の俳句はコロナ禍に「遊び心」の満たされない欲求不満などをぼやいた薫風士のコロナ俳句です。

  

コロナ禍のオリパラ憂う猛暑の日

  

「今日は第3月曜日・海の日だ」と思っていましたが、今年の海の日は東京オリンピック開催の前日(7月22日木曜日)に移動され、東京オリンピック開催当日(7月23日)は「スポーツの日」として休日に変更されています。

せっかくの4連休も、不要不急の外出・移動が新型コロナウイルス感染拡大防止のために自粛を要請されていますから、夏の海を愛でる吟行をしたり、夏休み子供を連れて海水浴に遊びに行ったり、家族旅行をすることもできません

7月22日は「大暑」です。冷房の部屋でオリパラ関連のテレビ番組でも見ながら、昼寝をして真夏日猛暑日を凌ぎ、歳時記など俳句の鑑賞をしたりして過ごすしかありません。残念ながら、スポーツの祭典を楽しむ喜びは不完全燃焼です

「将来少しでも読者のお役に立つように、俳句HAIKUの記事の書き方を工夫しよう」と思っていますが、「俳句HAIKU」がコロナ禍の読者の慰みや参考になれば幸いです

(青色文字をクリック or タップしてリンク記事をご覧下さい。)

ご意見があれば、気軽にご投稿下さい。

  

2021年7月17日 (土)

梅雨晴間綾子生家を訪ねけり (俳句と写真)

   

タイトル句の通り、コロナ禍の緊急事態宣言が解除された梅雨晴れ間兵庫県丹波市の細見綾子生家高座神社などを仲よしの句友と吟行しました。

拙句と写真をご笑覧下さい。

   

一行を迎へ編隊夏燕

・雨蛙綾子生家の小さき葉に

でで虫は何処に潜むや綾子句碑

・狛犬の阿吽にマスク青田風

コロナ禍マスク茅の輪守り

天を衝く縁結びてふ夏木立

蓮の葉水玉光る雨上がり

万緑に訪ねし石生(いそう)水分れ園

・山ならぬ分水嶺水涼し

丹波路の庄屋子孫の夏料理

・丹波路の庄屋古民家夏の句座  

  

今朝、でんでんむし」の唱歌を歌っている子供や家族の明るい声が聞こえました。

近畿地方も今日梅雨明けですが、関東・甲信地方は7月16日に梅雨が明けました

ところで、7月16日は「閻魔詣」です。

閻魔大王に政治家の功罪をしっかり裁いてほしいものですが、現代は主権在民の民主主義の時代です。

選挙は棄権せず、自分や子供たちの為によく考え、日本の将来の為にもしっかり判断して、投票しましょう

  

  

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句会をした古民家カフェは将来改装して本格的な民宿営業を始める予定との事です。

新型コロナウイルス感染拡大が収束して、綾子生家や古民家などで吟行句会を自由に楽しめるようになることを祈っていますが、楽観できませんね  

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2021年7月 8日 (木)

コロナ禍の俳句・川柳の鑑賞:「半夏生」と「オリパラ」

   

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冒頭の写真は「カラー図説 日本大歳時記」(水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉 監修)の「半夏生」の解説部分です。タップ・拡大してご参照下さい。ここをクリックすれば、「暮らし歳時記」の「半夏生」の解説がご覧になれます

    

気の向くままに「575筆まか勢」や「歳時記」(俳誌のサロン)の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

575筆まか勢

・バッグ一つ提げて入院半夏雨

            (鈴木真砂女)

・大き葉に虫食ひの穴半夏生  

           (細見綾子

   

半夏生1

・島国は水に喜怒する半夏生 

           (鈴風仁)

 

半夏生2

・二度寢して日の傾けり半夏生  

            (高島茂)

 

半夏生3

妥協せしものいひを愧づ半夏生 

            (近藤紀子)

 

半夏生4

・半夏生死者は生者の中に生き 

            (三宅文子)

 

半夏雨

・半夏雨帰路も近江路降りやまず 

            (中原吟子)

   

薫風士俳句もどき川柳コロナ俳句

コロナ禍の叫びはチュヌか半夏生

半夏生半化粧五輪開催前日も

東京都IOCと半夏生

・コロナ禍のオリパラの半夏生

感染にするな観戦半夏生

・半夏生半化粧もの(物・者)言葉も使いよう

・半夏生区別と差別大違い

・コロナ禍の政治と自然半夏生

コロナ禍のオリパラ憂う半夏生

コロナ禍のオリパラの是非半夏生

オリパラの楽しさ半減半夏生

競技場無観客なる半夏生

・鬱鬱とオリパラ・バブル半夏生

オリパラのバブルは弾け半夏生

半夏雨降水帯の居座りて

繰り返す緊急事態半夏雨

・美し国(うましくに)梅雨入り梅雨明け半夏生

・「熱中症警戒アラート」半夏生

   

掲句は敢えて口語を使い、季語との取合せなど、ブログ用に表現し無理なこじつけをして、ダジャレ・俳句もどきの限界を露わにしていますが、コロナ禍の緊急事態宣言下オリパラ強行実施となった経緯(太平洋戦争との類似点)など今後の参考にしてほしいとの真摯な思いで詠んだものです

安倍晋三内閣当時に、安倍氏は次のように述べていましたが、TOKYO 2020の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまでの2年間の延期にせず、1年間の延期に決定したのは何故でしょうか?

「『完全な形』と申し上げたが、まず、アスリートと観客にとって安全で安心できるものでなければならない。そして、規模は縮小せずに行う、かつ、観客にも一緒に感動を味わっていただきたいということだ」、「延期や中止については、一切言及はしていない。大切なことは、完全な形で、オリンピック・パラリンピックを日本で開催をすることだ。」

青色文字をクリック(タップ)して例句の詳細やリンク記事などご覧頂ければ嬉しいです。

駄句の解釈は読み人次第ですが、リンク記事も遊び心でご一読頂き、コロナ禍の猛暑日・熱帯夜の憂さ晴らしや何らかのご参考になれば幸いです。

居座っていた線状降水帯は去り、7月16日~17日に関東・甲信~近畿・東海地方と相次いで梅雨が明けました。しかし、パラリンピック開催中に新型コロナ変異ウイルスが居座り増え続け、「熱中症警戒アラート」が出される猛暑日が続くことが懸念されます。新型コロナ変異ウイルスの爆発的感染拡大による医療崩壊が生じないことを祈るばかりです。

 

2021年7月 7日 (水)

俳句の鑑賞: 夕立

    

「575筆まか勢」や「歳時記」(俳誌のサロン)から気の向くままに「夕立」(夏の季語「ゆうだち・ゆだち」)の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字をクリック(タップ)して、例句の詳細をご覧下さい。

  

575筆まか勢

・夕立が洗つていつた茄子をもぐ  

            (種田山頭火

・夕立にうたるる鯉のかしらかな  

             (正岡子規 

・夕立や蛙の面に三粒程   

             (正岡子規

・蜻蛉の高く飛びをり夕立晴  

             (星野立子

・睡蓮を打つ黄檗の驟雨かな   

             (細見綾子) 

  

夕立1

・乗る気なきバスに駆け込む大夕立 

             (谷泰子)

  

夕立2

・濡れたくて夕立の中帰りけり  

             (夏秋明子)

 

夕立3

・夕立にわだかまり解け一つ傘  

             (吉田多美)

 

夕立4

・言ひたきこと言ひてしまへば夕立晴 

            (伊東恵美子)

 

夕立5

・軒先の話夕立のやみてなほ  

            (大西八洲雄)

  

最後に薫風士のコロナ俳句をご笑覧下さい。「夕立」は「5-7-5」のリズムを整えるために、「ゆうだち」・「ゆだち」など、語句の配列次第で読み替えて下さい。青色文字をクリックすると関連のリンク記事をご覧になれます。

  

うたた寝に夕立の音の凄まじく

・コロナ禍の家居の庭へ大夕立

狭庭にも流れとなりて大夕立

コロナ鬱夕立に濡れてさっぱりと

・コロナ禍の上京断念大夕立

・夕立やコロナ四波をやり過ごし

  

2021年7月 6日 (火)

俳句の鑑賞  <夏痩>

     

・夏痩の骨にとどまる命かな  

・夏痩せて大めし喰ふ男かな   

   

掲句は歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」にある正岡子規の俳句です。

例句の詳細はそれぞれ青色文字をクリック(タップ)してご鑑賞下さい。  

コロナ禍のお慰みになれば幸いですが、拙句を5句掲載させて頂きます。

  

・コロナ禍の夏痩せざる家居かな

・コロナ禍や夏痩せ無縁うたた寝す

・夏痩せを凌ぐうたた寝「まん歩」して

・夏痩を知らぬ健啖胃無き吾

・胃無くとも夏痩無縁茶寿目指し