ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城(俳句と写真)
コロナ禍の「GoToトラベル」(1泊)を利用して、10月20~21日に「伊賀上野城」や「俳聖殿」、「芭蕉翁記念館」、「蓑虫庵」など、吟行しながら伊賀市の観光スポットを巡りました。
伊賀上野城に入ると、マスク姿の「た伊賀ーくん」(城を冠にしたゆるキャラ縫い包み・タイガー君)が迎えてくれました。
タイトルは即興のタイトル俳句ですが、「『マスク』は冬の季語だからダメ」などと、野暮な難しいことは言わないでご笑覧下さいね。
マスクは新型コロナウイルス拡散予防のために冬に限らず年中使うようになりました。
・一葉散る桜紅葉や「母の像」
「母の像」建立の趣旨は写真をタップ・拡大してご参照下さい。
・赤とんぼ母子の像に纏ひつき
赤蜻蛉はスマホカメラを構えるとサッと飛び去って写真を撮らせてくれませんでした。
・天守映ゆ雲無き空の澄み渡り
「空澄む」は秋の季語としてあまり見かけませんが、この俳句で「水澄む」というわけにはいきません。
・色変へぬ高石垣の松仰ぐ
伊賀上野城の高石垣は日本で2番目に高いそうです。「色変へぬ松」は秋の季語です。
・窓の秋写す天守の色紙かな
天井いっぱいに掲げてある日本画や書の色紙の中に高浜虚子の俳句もありました。
・水澄むや雲無き空の天守映え
この俳句の情景は何処かにあるに違いありません。
・城を下り一息吐くや秋の茶屋
茶屋は女忍者を意味する「くノ一」を屋号にしていました。
・鯉跳ねて廂に揺らぐ秋日影
茶屋の廂に池の水面の反射が揺らいでいました。
・秋の昼廂の日影食卓に
秋の日差しの廂への反射の揺らぎが食卓に映っていました。
・弁当を二人で分かつ秋の茶屋
遅い時間でしたが、最後の弁当にありつけました。
・秋風や芭蕉生家は閉ざされて
芭蕉の生家は老朽化の為、改修されるまで閉鎖されています。
京都の旅《写真俳句集》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/10/post-2729.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月27日 (木) 06時37分
「終戦記念日・墓参・盆」の俳句
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/08/post-07b6.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年9月29日 (木) 04時17分
8月19日は「俳句の日」とされています。
正岡子規の命日は9月19日ですから、8月19日からの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?
コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。
俳句は、個性を発揮する芸術の一つです。好き好きです。俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、
「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもう!
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-6142.html
をご覧下さい。
8月15日の終戦記念日の俳句を特集しました。
俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html
をご一読下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年8月30日 (月) 14時43分
コロナ禍の花鳥諷詠梅雨晴れ間
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/06/post-ae0d.html
や
コロナ禍の俳句鑑賞:「蛙」「雨蛙」「青蛙」「牛蛙」「土蛙」「殿様蛙」「蟇」「河鹿」「かえる」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/06/post-4470.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年6月18日 (金) 06時32分