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2019年6月21日 (金)

芭蕉300句の英訳チャレンジ:「五月雨」(17/300)

  

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冒頭の写真は姫路城の傍にある動物園で撮った鶴です。

  

・五月雨に鶴の足みじかくなれり

 (samidare-ni tsuruno-ashi mijikaku-nareri)

  

           

        (A)

        heavy summer rain

 has caused the cranes’ legs

 to be very much shorter

 

(B)

       the rain of rainy season

       has made the cranes’ legs

look shortened

 

(C)

the legs of cranes

look shortened_

the seasonal rain

   

A)は「575訳」で散文的英訳になっていますが、芭蕉の原句が散文的表現なので是認すべきかもしれません。

B)と(C)は「Lovee訳」ですが、(C)の方が簡潔で俳句らしい翻訳です。

なお、「五月雨」は陰暦5月の長雨(「梅雨の雨」)のことですが、は「冬」の季語です。現在では鶴は北海道や動物園でしか見ることが出来ませんが、芭蕉がこの俳句を詠んだ頃には沼地などで梅雨時にも野生の鶴を見ることが出来たのでしょうか? それとも、この俳句は俳諧味を出すための全くの創作でしょうか?

     

 

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