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2015年7月 4日 (土)

政治談議(6):                安保法制関連法案 <「数の暴力」だ!>

     

大多数の憲法学者が違憲だとし、国民の過半数が反対している安保法制関連法案を強行採決することは善良な国民の信任を裏切るものである。

マニフェストに無い安保法制関連法案82時間の審議で強行採決することは、真に「数の暴力」である。

自民党のホームページには、「切れ目のない安全保障法制を整備し、日本の『抑止力』を確かなものにしていきます。」とあるが、現在の法案は「抑止力」でなく、「誘引力」になるだろう。

    

   

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コメント

「数の暴力」とは、「まやかしの選挙運動」で国民をはぐらかして多数を獲得しておきながら、選挙運動で主張しなかったことを多数決で決定して正当化していることを指しています。
自民党単独過半数、与党「三分の二」の獲得も「まやかしの選挙運動」で実現しているのです。
このような「数の暴力」によって「憲法改正」(実態は「憲法改悪」)を与党の独裁的国会審議で正当化・促進させてはなりません。

安倍総理は「政権与党におごりや油断が生じれば国民の信頼は一瞬にして失われる。」
「原点に立ち返って緊張感を持って、信頼回復、政策実現にまい進することにより国民の負託に応えていきたい」
と述べている。
これは、「本音をしゃべるな」という口封じだろうか?
自民党の谷垣幹事長は記者会見で、安全保障関連法案について、
「審議時間は今の段階で80数時間まで積み重なり、いろいろな議論も、ほぼ出尽くしてきた段階だ。」
と述べている。
だが、与党議員は「お題目」の繰り返しで時間を浪費している。
国民の納得できる踏み込んだ議論をしていない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150706/k10010140751000.html

安倍総理は「備えあれば憂いなし。」と言い、
「今やっている法律は、いざという時のためのもの。」
「作っておけば安心」と言っている。
「備えをすること」には誰も反対しない。
しかし、「戸締まりをしっかり」ということであれば、現行の法律で出来ている。
国民が納得できないのは、「安保法制関連法案」が違憲であることだ。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000054156.html

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