写真は「夏井いつきの 俳句鑑賞の授業」(PHP研究所2022.1.6発行)の表紙と裏表紙にある授業時間の項目部分です。
この本を読んで、高浜虚子の俳句「去年今年つらぬく棒の如きもの」について、夏井先生の解釈も多くの著名俳人と同じく薫風士の新説と異なる通説に従っていることに気付き、俳句HAIKUの読者に薫風士の新説に納得して頂くべく、夏井先生の授業時間に合わせて、次のとおり、俳句HAIKU の記事を整理しました。
現代俳句協会とか、俳人協会・俳句文学館、日本伝統俳句協会など、俳句結社の新旧・大小を問わず、俳句愛好家(愛好者)にご一読頂ければ幸いです。
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自由律の俳句は、散文の断片になりがちなので、お勧め出来ません。
(俳人の人生とその時代の社会や世相を知り俳句を鑑賞する。村越化石とハンセン病)
《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!
俳句談義(8):「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?》
(「まん歩ネット俳句会」1月の投句から)
ああ無常果てなき戦(いくさ)去年今年
(呑舟)
暁に祈る平穏去年今年
(古達磨)
去年今年まんぽ俳句を口ずさみ
(薫風士)
俳句は、AI(エイアイ)に頼るのではなく、人が詠んでこそ俳句の価値があり意味があります。
AIには哲学や感情が無く、愛が有りません。
人間には哲学があり、感性があり、愛があります。
俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。
折々に、まんぽ俳句を口ずさみ、俳句を通じて世界平和の実現を目指して、花鳥諷詠をして、元気に過ごしたいものです。
「夏祭り最後を飾る揚げ花火」をご覧下さい。
「まんぽ俳句」の「まんぽ」は、一般に使われている「線路の下をくぐるためのトンネル」のことではなく、「散歩」を「万步」や「漫歩」などの掛詞にした、健康長寿を目指す「吟行」を意味する薫風士の造語です。
最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。
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「バレンタイン」の俳句を楽しもう!(作句と鑑賞)」をご覧下さい。
(バレンタインデーの由来)
一説によると、
「キリスト教の司祭ウァレンティヌス(バレンタイン)がローマ帝国皇帝・クラウディウス2世の命令に背いたため、2月14日にルペルカリア祭に捧げる生贄として処刑されたことにある・・・(中略)・・・
皇帝は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したが、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちのためにウァレンティヌスが内緒で結婚式を行い、その噂が皇帝の耳に入り、皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令した。しかし、ウァレンティヌスは皇帝の命令に屈しなかった。」
とのことです。
(ウイキペディアより要点部分のみ抜粋させて頂きました。)
この写真のとおり、2024年2月19日午前0時現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は1,078,898件と、縁起の良い数字が面白い並び方をしています。
若い世代の人々が結婚して子孫を残したいと、未来に希望の持てるように、岸田内閣が聞く耳を生かした政策を推進してくれることを切望していますが、その実現の為には、若者や女性がもっと政治に関心を持ち、政治を我が事として声をあげることが必要でしょう。
しかし、大局をわきまえずに1円や2円の類のことばかりに拘り過ぎるとか、人任せにして政治に無関心でいるとか、聞く耳をもった政治家をないがしろにしていると、日本もナチスのような煽動政治家やプーチンとか、誰かさんのようなアナクロ専制主義者に振り回される国になるのではないかと、危惧しています。
高邁なことをしているつもりでしていることが公明正大か?
物忘れが多くなったからには引退すべきでないか?
真に国民の幸せをもたらすことは何か?
政治に関わっている方々には、折々に謙虚に自省してくれることを願っています。
「夏祭り最後を飾る揚げ花火」の「X」(旧Twitter)に関わる俳句をご一読頂き、薫風士の危惧をご理解の上、その思いを皆さんがシェアしてくれると有難いです。
今年のバレンタインデーは幸いなことに、昨年の寒さと打って変わった春の陽気になり、友人が貸してくれた「夏井いつきの 俳句鑑賞の授業」を暖かい縁側で読みました。
写真は「俳句鑑賞の授業」(PHP研究所2022.1.6発行)の裏表紙にある授業時間の項目部分です。
この本は初心者が俳句に興味を持つように上手く編集してあるな、と感心しましたが、高浜虚子の俳句「去年今年つらぬく棒の如きもの」の夏井先生の解釈が薫風士の解釈と異なり、通説に従っていることに気付き、俳句HAIKUの読者に薫風士の新説に納得して頂くべく、夏井先生の授業時間に合わせて、次のとおり、俳句HAIKU の記事を整理しました。
新旧を問わず、俳句愛好家(愛好者)の句作や俳句鑑賞に何らかのご参考になれば幸いです。
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(俳人の人生とその時代の社会や世相を知り俳句を鑑賞する。村越化石とハンセン病)
《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!
俳句談義(8):「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?》
(「まん歩ネット俳句会」1月の投句から)
ああ無常果てなき戦(いくさ)去年今年
(呑舟)
暁に祈る平穏去年今年
(古達磨)
去年今年まんぽ俳句を口ずさみ
(薫風士)
俳句は、AI(エイアイ)に頼るのではなく、人が詠んでこそ俳句の価値があり意味があります。
AIには哲学や感情が無く、愛が有りません。
人間には哲学があり、感性があり、愛があります。
俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。
折々に、まんぽ俳句を口ずさみ、花鳥諷詠をして、元気に過ごしたいものです。
「まんぽ俳句」の「まんぽ」は、一般に使われている「線路の下をくぐるためのトンネル」のことではなく、「散歩」を「万步」や「漫歩」などの掛詞にした、健康長寿を目指す「吟行」を意味する薫風士の造語です。
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冬霧に霞む丹波の並木道
冬霧の並木を行くや句を口に
冬霧や俳句談議す俳句好き
冬霧の晴れておどろし恐竜像
冬霧の晴れる思ひや言ひ尽くし
古民家の天井窓の冬明り
句座の昼冬菜サラダをたっぷりと
(薫風士)
「古民家」の俳句の「冬明り」は、「初明り」とすれば新年の俳句となりますが、「月明かり」とすれば名月の俳句になると思います。
青色文字の文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧頂ければ、面白さが倍増すると思います。
掲句は、デカンショで知られる丹波篠山市の兵庫県立丹波並木道中央公園を俳句仲間と12月6日に吟行して詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。
聞くところによると、第55回三田市民文化祭俳句大会は会長以下関係者のボランティア活動により成功裏に終わりましたが、会員の高齢化で開催の準備が大変だと、将来が危惧されます。
そこで、三田市の協力をもっと得ることが出来ないのか?と話題にしたところ、三田俳句協会の関係者は「残念ながら三田市にはその余裕が無い」と諦めているようでした。
歴史的に著名な俳人がいた丹波市など、市を挙げて「俳句で町おこし」をしている市と同一に論ずることは出来ませんが、俳句は比較的に費用を掛けずに市民の健康維持に役立てることが出来ると思います。
妊婦や病人を受け入れる病院の維持管理体制を確立することは勿論重要ですが、市民の健康維持、特に、寝たきり高齢者の発生を予防するためにも、市民の文化活動を支援協力する一環として、三田市当局の関係者が市民文化祭俳句大会の準備などに協力する体制を作って頂けないでしょうか?
そうすれば、高齢者のみならず現役で活躍している若者にとっても魅力のある「花と緑」の豊かな文化的ベッドタウンとして、もっと活性化されるのではないでしょうか?
並木道公園を案内してくれた句友はこの公園を毎日のように散歩しているそうですが、薫風士は三田市にある兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)周辺の深田公園を散歩して、健康維持の「まんぽ俳句」を口ずさんでいます。
皆さんも現地を訪ねることが出来ない場合は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行の「まんぽ俳句」を口遊み、生きづらい世を「それぞれ」にエンジョイされることを願っています。
「まんぽ俳句」を貴方が詠まれるのに、薫風士の「冬のまんぽ俳句特集」が何らかのご参考になれば幸いです。
最後の写真は、ホロンピアホテルにある「旨いもん屋 さんで~」の一画を薫風士が撮ったもので、丹波並木中央公園の古民家の写真ではありませんが、ここで句会をさせて頂いたので掲載しました。
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閑さや岩にしみ入る蝉の声
(芭蕉)
立石寺入山券(写真参照)の案内図のとおり、芭蕉が詠んだと思われる岩を観察しながら、山寺の「奥の院」まで老躯を労わり労わりして、千段余りの石段を登りました。
写真をタップ拡大してルートをご覧下さい。
ここをクリック(タップ)して、立石寺のホームページの写真やすばらしい動画(最後にある。2:32)をご覧になると、山寺の全貌が分かります。
ここをクリック(タップ)して「蝉の俳句を鑑賞しよう」(俳句HAIKU)をご覧下さい。
この写真はクラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分です。
芭蕉が掲句を詠んだ季節とは異なっても、その岩を実際に見ておきたいとの思いで、クラブツーリズムの「テーマのある旅」のツアーに参加し、「芭蕉と曽良が二人旅でニ-ニー蝉の声を聴き、芭蕉ならではの感性で『閑さや』の名句が生まれたのだ」と、一応納得しましたが、毛越寺にお参りする時間がなかったので、来年の夏(蝉の鳴く頃)にもう一度平泉や山寺など岩手県や山形県の観光地をゆっくり訪ね吟行したいと思います。
慌ただしいツアーで閑さを詠むのは難しく、月並みの凡人俳句ですが、「俳句は好き好き」と、思いつくままにブログ用にまんぽ俳句を口遊みました。
秋茜芭蕉と曽良の座像に来
小鳥来る芭蕉と曽良の座像かな
「秋茜」(=赤とんぼ)や「小鳥来る」は取合せのしやすい秋の季語です。
蝉塚に暫し憩ふや秋茜
「秋茜」は「赤蜻蛉」のことですが、「冬茜」は「冬夕焼」のことです。
縁石に躓き転ぶや秋の山
五大堂へ行く断崖の石畳の道は狭いので、スマホ写真を撮りながら後退りをして道を譲ったところ、縁石に踵が躓き仰向けに倒れましたが、どなたかに引き起こして頂き、幸いなことに怪我をせず、駄句を口遊みました。
根本中堂でお祈りをしていたお陰か怪我をしませんでしたが、縁石の傍に雨水溝の水を落とす穴があり、危ない所でした。
ここをクリック(タップ)して、「著名な俳人の『字余りの俳句』の鑑賞」をご覧下さい。
初紅葉仰げば岩の大蛙
掲句は、「初紅葉だ」と、仁王門を見上げた時に蛙の口に似た大岩が見えたので、ブログ用に詠んだ即興句ですが、この奇岩は見方を変えると、片目の猫に見えます。
(写真をタップ拡大してご覧下さい。)
石磴を上る千段天高し
俳聖を偲び千段秋の夏
奥の院詣でし汗や初紅葉
薄黄葉背にしたる奥の院
山寺に詣でし昼餉芋煮蕎麦
(薫風士)
「秋の夏」は当日の秋晴れの「夏日」を表現した造語です。
「背」は「そびら」と、「5・7・5」のリズムで読んで下さい。
芋煮は山形の特産だけの美味しさがありました!
お暇があれば写真をタップ拡大して疑似吟行をして頂けると幸いです。
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(写真)
花鳥2023年11月号の「花鳥徒然」の記事(薫風士の投稿)です。
タップ拡大してご一読下さい。
高浜虚子は、自由にものが言えない戦時中の俳句では「客観写生」を唱道し、戦後自由にものが言えるようになると、「花鳥諷詠」を推奨したのだろうと推測していましたが、ウイキペディアには次の解説がありました。
抜粋・掲載させて頂きますが、詳細はここをクリック(タップ)して、ご覧下さい。
「花鳥諷詠」は1928年4月21日の「大阪毎日新聞」の講演会で提唱された。「花鳥」は季題の花鳥風月のことで、「諷詠」は調子を整えて詠う意味である[注 1]。
一般に「花鳥風月」といえば「自然諷詠」の意味になるが、虚子によれば「春夏秋冬四時の移り変りに依って起る自然界の現象、並にそれに伴ふ人事界の現象を諷詠するの謂(いい)であります」(『虚子句集』)と「人事」も含めている。この「花鳥諷詠」は「ホトトギス」(俳誌)の理念であるが、それまで主張していた「客観写生」との関係は必ずしも明らかではない。虚子は終生この主張を変えることなく繰り返したが、理論的な展開は示さなかった。
(以下省略)
(写真)
人と自然の博物館のイベントのパンフレットと新館の軒からの眺めです。
「ひとはく」(兵庫県立人と自然の博物館)の新館の軒にある鎖樋が秋雨に奏でる音を聴きながら「まんぽ俳句」を口遊み、冒頭の写真を見ながら拙句を推敲していて、ふと客観写生と花鳥諷詠のことを考えました。
(A. 客観写生)
秋雨の旋律奏づ鎖樋
(B. 花鳥諷詠)
秋雨の旋律愛づや鎖樋
掲句について、「Aは客観写生であり、Bは花鳥諷詠である」と言えるのではないでしょうか?
客観写生をして、感じたことや思ったことを俳句に詠み込めば、それが花鳥諷詠だと思います。
貴方のお考えなど、何らかのコメントを頂けると幸いです。
ちなみに、花鳥諷詠についてWEB検索をすると、「新興俳句と花鳥諷詠論」(松井利彦著)という興味深い参考になる記事がありました。
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八月尽何の兆しか宵の空
(薫風士)
ウラジスラバ - シモノバさんの俳句を読んで思ったことを書きました。
(写真)
8月31日の満月
空の雲の模様が「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」の空に似て、何かが対峙して噛み合っているかのようにも見えます。
30日の「盆の月」は曇りで見えなかったので、31日の満月を愛で、世界の平和を祈りましたが、ウクライナ戦争の終結の兆しはありません。
日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」(写真参照)に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。
真っ青な空がミサイル落としけり
シモノバさんのウクライナ語俳句の翻訳の「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。
ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。
次の仮想俳句や川柳に込める薫風士の思いを世界の人々がシェアしてくれることを祈っています。
ミサイルの打ち止めならず盆の月
(俳句)
月面へ覇権争い持ち込むな
(川柳)
月面や月の資源の権益については、「宇宙条約」が適用されるのでしょうが、国際条約が反故にされることが無いことを祈っています。
(写真)
日本伝統俳句協会のカレンダー8月後半部分
写真をタップ拡大すると、掲載の俳句をご覧になれます。
「チュヌの便り」として2014年に掲載を始めた薫風士のブログは、2018年にチュヌが亡くなったのを契機に、ブログの名称を「俳句HAIKU」に変え、
キャッチフレーズを
World peace through HAIKU!
に改めました。
(写真)
俳句HAIKUのアクセス累計
「チュヌの便り」~「俳句HAIKU」の10年間のアクセス累計は、お陰様で8月30日(盆の月)に百万件の大台にのりました。
ブログ用の川柳擬きの拙句をご笑覧下さい。
満月やチュヌにアクセス百万に
百万のアクセス謝すや盆の月
盆の月馳せる思ひはウクライナ
月面へ競ふ先着盆の月
盆の月憂ふ未来の宇宙戦
満月や慈悲の心を月面へ
恙無き白寿目指すや盆の月
ここをクリック(タップ)して、「花祭《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご一読下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から「盆の月」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
青色文字(季語)をタップして、例句の詳細をご覧下さい。
本音述べ後悔もあり盆の月
(後藤とみ子)
戦前派戦中派老い盆の月
(吉田多美)
話したきことの溢るる盆の月
(一民江)
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(写真)
親戚がくれた暑中見舞い状と、
鴉か何かに食われた無惨な西瓜
8月23日の「処暑」が過ぎても、残暑とは言いがたい猛烈な暑さが続いています。
残暑お見舞い申し上げます
ロシア軍がウクライナ侵攻を始めてから1年半が経ちましたが、停戦の気配はありません。
タイトルは、ウクライナ戦争の終結を祈りつつ詠んだ、ウクライナ応援のブログ記事用の拙句です。
先日、日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」のコピー(写真参照)を後輩が送って呉れました。
その記事に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。
真っ青な空がミサイル落としけり
この俳句はシモノバさんがウクライナ語で詠んだ俳句の翻訳でしょうが、「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。
ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。
自然現象は止めることが出来ませんが、人間のすることは止めることが出来ます。
この点を認識して原句が作られたのかどうか、ウクライナ語は知らないので、英語訳があれば是非それを見て確認したいものです。
「梅東風や届け世界にこの思ひ」が令和の人々の目の黒いうちに実現するとは思えませんが、その平和の祈りは、俳句を通じて続けることによって世界の人々にシェアして頂き、未来へつながれることを願っています。
青色の文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。
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八月や季語を活かしてこそ俳句
タイトルや掲句はブログ記事用の川柳擬きの拙句ですが、俳句は季語やリズムを活かしてこそ俳句の良さがあるのではないでしょうか。
8月19日は「俳句の日」とされています。
「俳句の日」~「子規忌」を「平和の俳句月間」として、「俳句を通じて世界平和を」の運動を推進して欲しいものです。
(青色の文字をクリックすると、その記事をご覧になれます。)
インターネットを検索していると、民間出身の初代宮内庁長官だった田島道治(たじま・みちじ)が書いた「昭和天皇拝謁記」の概要を紹介する記事が「文春オンライン」にありました。
その一部分を抜粋掲載させて頂きます。
(この記事は削除されたのか、詳細をご覧頂くことが出来ません。ここをクリックして、NHK NEWS WEB の記事「昭和天皇拝謁記」をご覧下さい。)
「・・・・、開戦を命令した宣戦の詔勅であるが、本当は平和裡に解決して欲しいけれどもやむなく開戦に至ったのであるという文言こそ、自分の意思なのだと天皇は強調していた。それも理解せずに自分の退位を請願するような老人の主張はおかしいと田島に愚痴をこぼしたのである。
しかし田島は、天皇の命令が下されたならば必ず謹んで従う(つまり戦争をすることが当然と受け止める)し、そもそも「朕が志ならんや」は日清・日露戦争の宣戦の詔勅でもあった常套句で、そうは受け止めないのが普通であると答えた。このあたり、民間出身の田島らしい返答でもあろう。必ずしも昭和天皇におもねるような答えを返すのではなく、正直に思うことを述べたのである。(以下省略)」
コミュニケーションの難しさをあらためて感じましたが、「大寒の俳句(コロナ禍国際同盟に思うこと)」や「季語・季題が大寒の俳句を集めました」、「天皇誕生日の俳句に思うこと」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」などをご覧頂き、薫風士の思いをシェアして頂けると幸いです。
「ロ-マは一日にして成らず」「ちりも積もれば山となる」「さざれ石の苔のむすまで」
という思いで、健康長寿を目指して「俳句HAIKU 」の記事を書いています。
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(P.S. 2023.10.14)
米寿祝ぐ三田青磁や富士の山
(薫風士)
三田青磁の手作りの富士山を手作りの庭の日本列島に置き、米寿のお祝いの「まんぽ俳句会」をするのが夢です。
(2023.6.20の記事)
冒頭の写真は三田三輪明神窯史跡園のパンフレットの一部分です。
秋に開催する仲間の吟行の事前確認のために梅雨の晴れ間に三輪明神窯跡園を訪ねたところ、係の方が史跡園などの説明を丁寧にしてくれて、三輪神社に通ずる小道の案内もしてくれました。
俄雨(にわか雨)が上がるまでの雨宿り中に展示品を見ながら三田青磁の詳しい説明を聞くことができて非常に有意義でした。
五月雨や青磁史聞きつ雨宿り
五月雨や三輪明神の加護祈る
(薫風士)
「五月雨」は、「さみだれ」か「さつきあめ」か、いずれかに、俳句の定型リズム「5・7・5」にして詠んで(読んで)下さい。
写真をタップ拡大してご覧になると、三輪明神窯跡園の一端がわかるでしょう。
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句に遊び平和を愛づや花は葉に
葉桜や平和ありての句を口に
口遊まん平和の祈り花は葉に
「口遊まん」は「くちずさまん」と読み、「口ずさもう」と解釈して下さい。
(薫風士)
(高浜虚子)
青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧頂けると幸いです。
(写真)
武庫川の葉桜と
「希望の丘 句碑園」のパンフレットの一部分
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冒頭の写真の黄色い花は、彼方此方で見かけますが、タンポポでしょうか?
蒲公英は春の季語ですが、この茎の細長い冒頭の写真と同じ種類の花は、夏至の日(6月21日)にゴルフ場のカート径の傍に咲いていました。
この花は蒲公英なりや黄の盛り
蒲公英や句友誘ひまんぽの句
たんぽぽの花は最後かまんぽ道
(薫風士)
「誘ひ」は「いざない」と詩的に読んで下さい。
「さそい」と読むと、字足らずになりますので、例えば、「句友を誘ひ」として、中七のリズムを整える必要がありますが、散文的になります。
歳時記(俳誌のサロン)から「たんぽぽ・蒲公英」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。
たんぽぽや転び上手に子が遊び
(佐野美恵子)
たんぽぽや上手に乗れる一輪車
(土橋柚花)
たんぽぽや野をとほりゆく笑ひ声
(浜田はるみ)
たんぽぽの絮吹き心決りけり
(立石萌木)
たんぽぽに正午の日差し池に亀
(きくちきみえ)
タンポポの返り咲きたる白秋忌
(藤井美晴)
たんぽぽが主役脇役いぬふぐり
(松田泰子)
車椅子起つや蒲公英まで数歩
(井上春子)
蒲公英や毅然と歩くレトリバー
(伊藤美緒)
写真は先日放映された「NHK俳句」のTV画面の一部分です。
「それが今ならば蒲公英を棺に」という俳句について、選者の夏井いつき先生は「今死ぬとすれば」と作者が自分自身の死を想定して詠んだ俳句と解釈して解説していました。
その通りかも知れませんが、「タンポポが好きだった夭逝の人や子供を偲んで詠んだのかも知れない」、「この俳句は破調であるが、破調にする必然性があるのか? 5・7・5の定型で読む方が良いのではないか?、「選者受け」を狙った単なる小手先の創作俳句ではないか?、etc.
「この俳句は詠み人次第・読み人次第」の一例になると、ふと思いました。
たんぽぽのぽぽと絮毛のたちにけり
(加藤楸邨)
たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
(坪内稔典)
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漕ぎ終へし重き櫓櫂や星流る
(薫風士)
掲句は、高浜虚子が長男高浜年尾の長女(故坊城中子)の興健女子専門学校(聖路加看護学院の前身)受験の際の餞(はなむけ)に詠んだ俳句「春潮にたとひ櫓櫂は重くとも」の本歌取りとして詠んだ拙句ですが、期待通り事前投句の坊城俊樹選に入選しました。
コロナ禍の行動制限が解除されて、2023年4月9日に待望の花鳥七百号記念大会と坊城中子(2021.8.16逝去、享年93歳)お別れ会が東京の富岡八幡宮婚儀殿で開催され、参加しました。
残花愛で七百号の花鳥祝ぐ
この拙句は当日投句の入選句です。
「祝ぐ」は「ほぐ」と読んで下さい。
当日の俳句大会の選者は、ゲスト選者3氏(稲畑廣太郎•井上泰至•星野高士)と坊城俊樹主宰•岡田順子副主宰の5氏でした。
参加者の投句と選句は各3句でしたが、1句でも入選したことは幸いでした。
事前投句の入選句集の一部分と当日の句会や懇親会の写真など、タップ拡大してご覧下さい。
句会終へ句友と惜しむ春の宴
(薫風士)
正岡子規は下戸だったようですが、懇親会の選者のテーブルに置かれたお酒の瓶をみると、「どの選者が下戸か酒豪か分かる」と愚考しています。
(高浜虚子)
「古壺新酒(ここしんしゅ)」という高浜虚子の言葉の通り、先生方が令和の俳句界を牽引されることを願っています。
(薫風士)
花鳥6百号記念大会の際にゲストとして参加された有馬明人氏や稲畑汀子さん、黒田杏子さんなど著名な方々は亡くなられ、若い世代の俳句への関心がかって程なく、俳句は川柳程人気が無い現状を考えると、俳句界の将来が危惧されますが、まんぽ俳句を口ずさみ、心身の健康を維持して、花鳥8百号記念大会が開催される将来に備えたいと思っています。
句心を子等に繋がむ蝌蚪の紐
「蝌蚪の紐(かとのひも)」は、蛙の卵の意味ですが、花鳥の吟行に初めて参加した際に中子師から教わった思い出深い春の季語です。
(高浜虚子)
(写真)
日本伝統俳句協会8月のカレンダーの一部分
坊城俊樹花鳥主宰の俳句が掲載されています。
タップ・拡大してご覧下さい。
若い世代の方々が花鳥や花鳥諷詠に参加してくれると嬉しいですが、特定の結社に属さなくとも、多くの方々がそれぞれの「まんぽ俳句」を口ずさみ、俳句人口の裾野が広がることを願いつつ、「俳句HAIKU 」の記事を書いています。
この記事は、「ヨイクの日」(4月19日)にゴルフをして仲間と雑談した時に得たヒントにより見直しました。
写真をタップ拡大したり、青色文字をクリックしてリンク記事をご覧頂くと、面白さが倍増するでしょう。
我が命妻の料理に支えられ
幸せよ世界遺産を日々食って
上記の2句は仲間の川柳句会で高得点を取った薫風士の川柳です。
写真の弁当は、胃の無い老躯にもなかなか美味しく、三無さんのご配慮に感謝しながら隅田川の藤棚の下でも頂きました。
観光立国を目指しているからには、電線の地下ケーブル化を促進してほしいものです。
この記事が読者の何らかのヒントになれば幸いです。
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2023年4月9日に開催された「花鳥7百号記念大会•坊城中子お別れ会」に参加した翌日、隅田川沿いの「俳句の散歩道」などを散策し、藤棚の下で弁当を食べ、大川の春を満喫しました。
タイトルはブログ用の拙句です。
まんぽ俳句と写真を掲載します。
写真はタップ拡大してご覧下さい。
異邦人俳句の道の春を愛で
煌めくや鳩も愛でゐる春の川
麗かや俳句の道を愛犬と
大河辺足の早きは新社員
河辺りを新入社員シャツ姿
春風や河辺の椅子にごろ寝人
縄跳び女彼方に春のスカイツリー
春光のジョガー行き交ふ大川辺
隅田川春の釣り人何釣るや
藤棚の香に愛づ弁当缶ビール
満喫せり春の東京隅田川
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タイトルはブログ用の拙句です。
花鳥700号記念大会•坊城中子お別れ会に参加するために上京して、泊まったKKRホテル東京の窓に見えたスカイツリーや隅田川沿いの散歩に見えたスカイツリーの写真や拙句を掲載します。
春の夜のホテルの窓やスカイツリー
星朧スカイツリーはくっきりと
春の宿カーテン開けばスカイツリー
春暁のホテルの窓のスカイツリー
暖かしスカイツリーの見ゆる宿
スカイツリーホテルの窓に春の朝
風光るビルの彼方にスカイツリー
スカイツリービルの彼方に朧なる
スカイツリー春の大川より望む
春光やスカイツリーを望む河
スカイツリー春の大川煌めきて
藤棚の蔓花越しにスカイツリー
春の釣りスカイツリーの見ゆる河
釣り人やスカイツリーは朧なる
藤の蔓スカイツリーを釣るが如
朧なるスカイツリーを苦吟せり
字数の多いスカイツリーの句作にチャレンジしました。
貴方も遊び心で俳句にチャレンジしませんか?
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「まんぽ俳句」とは、「散歩」を「万步」や「漫歩・漫遊」などの掛詞にした薫風士の造語です。
「俳句は好き好き」と割りきって、健康長寿を目指して、まんぽ俳句を口ずさんでいます。
頼もしき無邪気な幼春の園
春浅き家路の子らの声元気
春めくや老の感慨一入に
まん步にはマスク忘るな花粉症
庭隅に植ゑし球根芽を出しぬ
不死鳥に剪定したる垣根杉
杉垣根花粉は嫌と花芽切る
小さくとも松竹梅あり庭の春
朝日さす舗装工事や暖かし
3.11の今日は夏日になるところもあるそうです。
福島の復興が未来志向で促進されることを祈っています。
(薫風士)
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山吹や宇治の焙炉の匂ふ時
(yamabuki-ya uji-no-hoiro-no niou-toki)
Japanese rose blossoms_
the time for driers of tea-leaves
to scent at Uji
]]>「カラー図説 日本大歳時記」
1981年発行「猿回し」の解説ページ
タップ拡大してご覧下さい。
ウイキペディアによると、猿回しは、「4500年前のメソポタミア文明に職業としてあったが、日本には奈良時代に中国から伝わり」、「昭和30年代(1955年 - 1964年)にいったん絶滅した[6]」が、「1978年(昭和53年)に周防猿まわしの会が猿まわしを復活させ、現在は再び人気芸能となっている。」とのことです。
正月の行事(牛馬の厄払い)として行われた「猿回し」は、現在では本来の宗教的行事ではなく「大道芸」として親しまれていますから、選者の選句で「猿回し」を「正月の季語」として厳密に適用されると違和感があります。
松尾芭蕉は「不易流行」(ふえきりゅうこう)と言い、高浜虚子は「古壺新酒」(ここしんしゅ)と言っています。
「季語」は古い歳時記の分類に捉われず、弾力的に運用すれば良いでしょう。
健康長寿の俳句をエンジョイするためには、「正月」でなくとも、「季重なり」になっても、あまり気にせず、実際の猿回しの情景を素直に詠んで句作を楽しめば良いと思っています。
猿曳やアナクロ専制如何にせむ
(薫風士)
掲句は川柳擬き・俳句擬きのブログ用俳句ですが、「575筆まか勢」や「歳時記(俳誌のサロン)」から「猿回し」の「季重なり」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字をタップ(クリック)してご覧下さい。
(575筆まか勢)
竹馬をよけて通るや猿まはし
(高浜虚子)
寺の門に猿曳憩ふ百日紅
(寺田寅彦)
(歳時記)
花吹雪人だかりして猿廻し
(松沢久子)
梅の下掛声高き猿回し
(古川さかえ)
秋日和猿回しゐる天満宮
(長濱順子)
曳猿の空を見てゐる梅白し
(宇都宮敦子)
先日句友と「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」にて吟行し、日記代わりに詠んだ猿回しの拙句と写真を掲載します。
2022年12月17日(土)18日(日)には、神戸モンキーズ劇場にて特別公演(手話を取り入れた猿まわしショー)をするとのことですが、機会があれば夜のイルミネーションに吟行をしたいと思っています。
日溜まりに人待ち顔の猿回し
猿回し電飾用の馬像背に
句材にと話しかけたる猿回し
佳い句をと祈って呉れし猿回し
猿回し八艘飛びを十八番(おはこ)とし
しくじりも演技の一つ猿回し
曳猿のお辞儀頭を地に付けり
猿曳の弁舌に乗り笊へ札
さよならの手振り合はすや猿回し
「マイちゃん」の八艘飛びの動画をご覧下さい。
(動画は句友が撮ってくれたものです。)
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10月3日に、洛北・紫野にある大徳寺(臨済宗大徳寺派の大本山)を拝観しましたが、「黄梅院」と「興臨院」の院内は撮影禁止だったので、残念ながら受付近辺の庭の写真しか撮れませんでした。
拙句と本坊庭園のスマホ写真を若干掲載します。
色変へず金毛閣を囲む松
朱に聳る金毛閣や天高し
花頭窓見やる小径や初紅葉
石庭の細波白し秋高し
裏庭の澄みし水音禅寺かな
悠然と禅寺の庭の秋の鯉
黄梅院直中庭の秋高し
掲句の「禅寺」は、「ぜんじ」や「ぜんでら」と、「5-7-5」のリズムにしてお読み下さい。
下記の青色文字のタイトルをタップ(クリック)して公式ホームページなどをご覧下さい。
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手作りの庭のテラスで休んでいると黒蝶が親し気に目の前を舞って、フラーワーボックスのペチュニアの花の蜜を吸い始めました。
黒蝶だと思っていましたが、留まる場所によって壁の色やカーテンなどの色に合わせて保護色に変色していることに気付きました。
秋蝶の舞ふごと擬態変化して
(薫風士)
掲句は秋蝶の舞う情景をありのまま・感じたままに詠んだ拙句ですが、見たまま詠めば「客観写生」、感じたままに詠めば「花鳥諷詠」だろうと、高浜虚子の唱道した客観写生・花鳥風詠を自分なりに解釈し、「まんぽ俳句」をエンジョイしています。
高浜虚子は、自由に物を言えない時代には「客観写生」、自由に物を言える時代になれば「花鳥諷詠」を唱道したのではないでしょうか?
「俳句談義(5):戦時中の高浜虚子・文芸家としての良心」をご覧下さい。
歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の例句から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)して、ご覧下さい。
(秋蝶1)
秋蝶の隠れ上手や晶子の碑
(柴田久子)
(秋蝶2)
秋蝶の睦み合へるも風のまま
(松田泰子)
(秋の蝶1)
行く我をひとめぐりして秋の蝶
(星野立子)
(秋の蝶2)
わが庭をよるべとしたる秋の蝶
(稲畑汀子)
(秋の蝶3)
舞ひ落つる色葉と見ゆる秋の蝶
(菅原孟)
(秋の蝶4)
小流れの続く野の道秋の蝶
(岡淑子)
(秋の蝶5)
秋の蝶吹かるるままに紛れけり
(稲畑汀子)
坂といふ長き日溜り秋の蝶
(山田弘子)
我が身より立ち化野の秋の蝶
(有馬朗人)
秋蝶のこの黄の濃さよ小さゝよ
(星野立子)
ここをクリック(タップ)して、「冬の蝶」の俳句をご覧下さい。
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(P.S. 2022.9.23)
(写真)
9月22日のプレバトを見ると、「プレバト俳句 ふるさと王争奪戦」という新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。
「俳句HAIKU」の写真俳句は「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句のように写真と俳句をセットしたポスター用とは趣旨が異なり、写真と俳句をそれぞれ別に掲載しています。
誤解されないように念のために、急遽このP.S.を追加しました。
(2022.9.15)
9月10日から開催されている兵庫陶芸美術館のルネ・ラリック展を俳句仲間と見に行き、登り窯の吟行やランチをエンジョイしましたが、句会開催時間の都合で陶器展の見学に十分時間を掛けられなかったのは些か残念でした。
ご参考までに写真を掲載します。写真をタップ拡大して解説をご覧下さい。
吟行地紹介のブログ用拙句を掲載しますが、皆さんも是非現地を訪ねて吟行をお楽しみ頂ければ幸いです。
爽やかやルネ・ラリックのガラス展
秋色の花柄の皿陶器展
受付の冷房効くや祝電板
アベマキの古木に宿る実南天
実南天宿る神木五百歳
神木の黄葉し守るや窯幾代
秋暑し穴塞がれし登窯
裾分の林檎も愛でて句座の昼
段菊を愛でつ昼餉や虚空蔵
(薫風士)
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